過去ログ - さやか「絶望?飲み干してやるよ」
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154: ◆WtqXBsnRH2i5[saga]
2015/01/14(水) 05:45:46.43 ID:qsSqZod6O
例えば。
集中してる時に。
例えば。
びっくりした時に。
自分を遠目で見ちゃうことってない?
それってちょっと怖かったりしない?
私はさ、それがずっとあったんだ。
それがずっと嫌だった。
どんな事をしても。
冷めた自分が遠くから眺めているようで。
それがずっと嫌だった。
「さやか」は消えた。
跡形もなく。
役目だけを終えて消えた。
あいつが幸せだったのかどうかは分からない。
だけど、確かに。
後悔はしていない、そう思う。
音楽はこれからも続いていく。
私が関わった全てを詰め込んだ。
派手で。
優しくて。
苦しくて。
でも人間らしい、私の記録。
私の音楽。
さやか「私って、幸せだよ」
これからは。
あいつの分まで生きてやる。
あいつがしたくて出来なかったことも。
嫌味ったらしく楽しんでやる。
そうして、私が死んだとき。
言ってやる。
「お帰り」って。
言ってやる。
これからも私の物語は続く。
楽しいことも辛いこともある。
だけど、その度に思い出す。
私ならざる私のことを。
別の可能性の私を。
この音楽は。
きっと死ぬまで終わらない。
きっと多くて語れない。
きっとちょっとやそっとじゃ、語れない。
だからここで。
ひとまず、お終い。
『ありがとう』
さやか「…こっちこそ」
さやか「今まで見てくれて、ありがとう」
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