過去ログ - さやか「絶望?飲み干してやるよ」
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18:名無しNIPPER[saga]
2014/12/24(水) 03:15:29.82 ID:6mkaonbgO
マミ「よく考えてみるといいわ、貴方達にはどんな願いもかなうチャンスがあるけれど」

どんな願いも。
私にとってはどんな願い事も関係ないのだ。
つまらない日常に終止符が打てたら。
それがどんなに過ぎた願いか。
それがどれほど愚かな選択か。
それがなにより贅沢な悩みか。
頭では分かってる。

分かっていても。

マミ「それと引き換えに命をかけて戦うことを強いられる」

ー上等。
願ってもない。
願っても叶わない。
そう思っていた。

だからこそ。
このチャンスを無駄にできない。
無駄にしてはいけない。

さやか「…」

誰にも見られないように顔を伏せる。
自分の顔を見られないように。
何がおかしいのか自分でもわからないけれど。
込み上げてくる笑いを悟られないように。

さやか「…あは」

「観測者」は私に近づく。
いつも遠目から眺めているくせに。
足音もなく、派手な音楽だけを響かせながら。
少しずつ私に近づいてくる。
もう少しだよ。
おいで。
「観測者」は確かに笑った。


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