過去ログ - 女勇者「帰還後王子と結婚できると思っていたら」
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112: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/12/28(日) 11:23:17.90 ID:78zrijn/0
「何をやっている」



勇者「――!?」
以下略



113: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/12/28(日) 11:24:22.17 ID:78zrijn/0
王子「な、何で暗黒騎士が!?」

事情を知らぬ周囲はざわつく。
しかし私はすぐに暗黒騎士に駆け寄った。

以下略



114: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/12/28(日) 11:25:07.24 ID:78zrijn/0
魔女「まさか逃げるなんておっしゃいませんよね、娘様…?」

魔女は不敵に微笑んだ。
魔王娘はそれでビクッと跳ねる。

以下略



115: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/12/28(日) 11:25:33.47 ID:78zrijn/0
勇者「そんなことするわけ――」

暗黒騎士「勇者!」

暗黒騎士に体を引っ張られる――と同時、私の立っていた所が爆発した。
以下略



116: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/12/28(日) 11:26:01.78 ID:78zrijn/0
魔法使い「私は――」

勇者を憎んでいた。
勇者がいなくなれば王子は私のものだ――私の黒い感情は、私にそう思わせる程に膨らんでいった。

以下略



117: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/12/28(日) 11:26:27.34 ID:78zrijn/0
一瞬何が起こったのかわからなかった。
勇者は――力強く、私を抱きしめていた。

勇者「私ね――ずっと魔法使いの気持ち、わかっていなかった」

以下略



118: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/12/28(日) 11:26:55.67 ID:78zrijn/0
―― ――  ―――
― ―― ――― ――
――― ―― ―― ―

勇者『ううぅ〜…』
以下略



119: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/12/28(日) 11:28:01.09 ID:78zrijn/0
魔法使い「…そうだ」

彼女に感じていた嫉妬も憎しみも、嘘ではない。
だけど勇者を大事だと思う気持ちも、同時に持っていた。

以下略



120: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/12/28(日) 11:28:27.08 ID:78zrijn/0
魔女「寒い寒い、そういうのいいんだって」

勇者「あ…あ…」


以下略



121: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/12/28(日) 11:29:58.30 ID:78zrijn/0
午前中の投下はここまで。
今日中に完結できるかなー…


122:名無しNIPPER[sage]
2014/12/28(日) 13:01:02.17 ID:xsUfTC6lo
乙です
勇者も僧侶も無意識のうちに魔法使いを傷つけてたんだよね……
俺だったら絶対に耐えられないよ、魔法使いが健気すぎて責める気になれない
ってか魔女と大臣以外は誰も悪くないっぽい、魔王娘も何か魔女に利用されてるっぽいし


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