過去ログ - 女勇者「帰還後王子と結婚できると思っていたら」
1- 20
113: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/12/28(日) 11:24:22.17 ID:78zrijn/0
王子「な、何で暗黒騎士が!?」

事情を知らぬ周囲はざわつく。
しかし私はすぐに暗黒騎士に駆け寄った。

勇者「あ、暗黒騎士…私を庇って…」

暗黒騎士「何の為の鎧だと思っている。お前にそんな顔をさせない為の…」

猫耳「かっこつけんなバーカ。魔法を防いだことは防いだが、衝撃で骨の1本や2本折れてるだろ」

暗黒騎士「物陰に隠れながら毒づくなクソ猫」

猫耳「だって危ないじゃん」

魔王娘「暗黒騎士、あんた…」

魔王娘が歯を噛み締めながら暗黒騎士を睨む。
暗黒騎士は――兜のせいで、表情は伺えなかったが、静かに言った。

暗黒騎士「娘様――知っての通り俺は勇者を」

魔王娘「あぁそうだったわね…。あんたはそのせいで人望を失ったバカな男だったわね、せっかく有能だったのに」

暗黒騎士「バカついでに、敵を増やしても構わない。どうせ俺はもう魔王軍を抜けたのだしな」

魔王娘の表情には焦りが浮かんでいた。
それも頷ける。彼女も、彼女が連れている魔物も、暗黒騎士より弱い。できれば暗黒騎士とは戦いたくないというのが本音だろう。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
152Res/95.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice