過去ログ - 女勇者「帰還後王子と結婚できると思っていたら」
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◆WnJdwN8j0.
[saga]
2014/12/23(火) 13:31:11.12 ID:VrH1tSDD0
勇者「な、な…」
そんな暗黒騎士が目の前にいることに、私は慌てる。しかし自然と構えを取ってしまう。
暗黒騎士「お前は魔王軍に残党を残しすぎだ。お前達が宴で浮かれている間、残党は各々動いているぞ」
魔王との決戦の時、暗黒騎士とは魔王城で出会わなかった。
魔王討伐後、いずれ戦う羽目になるとは思っていたが、今はそれどころじゃない。
勇者「じゃあ…国王を殺したのは魔王軍の残党!?」
暗黒騎士「ん?何の話だ?」
勇者「昨晩国王が暗殺されて、その疑いが私にかかった…」
暗黒騎士「あぁ、それで追われていたのか。まぁ愚帝との噂だったし、いずれこうなる気はしていたが」
勇者「何てこと…国の人達に伝えなきゃ!」
暗黒騎士「待て」
立ち上がろうとした所で、暗黒騎士が私の肩を押さえつけた。
暗黒騎士「この程度も抵抗できない位弱っている上、お前には疑いがかかっている…そんな状況で戻っては危険だろう」
勇者「誤解をとけばいい!」
暗黒騎士「魔王軍の何者かがやったと言って信じてもらえるのか?見た所、かなり疑われているようだったが?」
その言葉に冷静になる。
そうだ、私と国王が会っていたという目撃証言もある。
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