過去ログ - 女勇者「帰還後王子と結婚できると思っていたら」
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◆WnJdwN8j0.
[saga]
2014/12/23(火) 13:27:26.40 ID:VrH1tSDD0
あぁ、清々しい空――
私は達成感で満たされながら、仲間と並んで帰り道を歩いていた。
僧侶「勇者さ〜ん、足が痛いです〜」
魔法使い「そうそう、急ぐ気持ちはわかるけどさ。ちょっと休んでいかない?戦闘後だし」
勇者「あぁ、ごめんね。そうだね、休んでいきましょう」
丁度いい木陰があり、私達は腰を下ろす。
僧侶「それにしても、今だに信じられないですよ…」
勇者「うん…ようやく終わるんだね――私達の旅が」
つい先刻、私達は魔王を討伐した。
旅前ばっさり切った髪も、今は大分伸びてきた頃合だ。
これで人々は魔王に怯えることなく生活することができる。
そして私は帰還したら――
王子「色んなものを背負って、本当によく頑張ったよ勇者」
勇者「…えぇ」
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2
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◆WnJdwN8j0.
[saga]
2014/12/23(火) 13:27:53.24 ID:VrH1tSDD0
>旅の前
国王『勇者よ、魔王を倒したら帰還後、王子の妻となってくれんか』
勇者『…え?』
以下略
3
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◆WnJdwN8j0.
[saga]
2014/12/23(火) 13:28:19.69 ID:VrH1tSDD0
王子「旅が終わっても君は勇者。人間達の英雄だ。その使命を背負っていく覚悟はできているかな…?」
魔法使い「ちょいとぉ、今は固い話はナシナシ!」
王子の幼馴染である魔法使いが、王子の肩をべしっと叩いた。
以下略
4
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◆WnJdwN8j0.
[saga]
2014/12/23(火) 13:28:50.57 ID:VrH1tSDD0
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勇者「う…」
以下略
5
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◆WnJdwN8j0.
[saga]
2014/12/23(火) 13:29:16.10 ID:VrH1tSDD0
3日目の晩、国王が殺された。
その報せは今でも覚えている。
だけどショックを受けている暇は私には無かった。何故なら報せを聞いた時、既に私に疑いが向けられ、私は兵士に取り囲まれていたから。
以下略
6
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◆WnJdwN8j0.
[saga]
2014/12/23(火) 13:29:46.42 ID:VrH1tSDD0
幸い崖下は深い川で、私は一命を取り留めたが、見つかってしまってはおしまいだ。
兵士達が迫ってくるが、体は抵抗できる状態じゃない。
このままでは捕まってしまうという状況でありながら、私は意識を手放しそうになっていた。
?「窮地のようだな勇者」
以下略
7
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◆WnJdwN8j0.
[saga]
2014/12/23(火) 13:30:14.74 ID:VrH1tSDD0
勇者「ん…」
目が覚めたのはベッドの上だった。
少しの間ぼけっとしてたが、徐々に頭が働き出す。
以下略
8
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2014/12/23(火) 13:30:44.39 ID:VrH1tSDD0
暗黒騎士と初めて会ったのは勇者としてそれなりに功績を上げてきた頃か。
暗黒騎士『魔王様の命令により、お前達を討つ――』
1度目の戦いでは、戦地にしていた廃城が崩れ勝敗が有耶無耶になった。
以下略
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