過去ログ - 兎角「ふ、ふざけるなッ!!」
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9: ◆PuRVBQGgME[saga]
2014/12/24(水) 17:09:13.33 ID:lPjfcV4s0

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 「……確かに、この事が本当ならば、もはや晴ちゃんには"価値が無い"事になるわね。」

 晴(鳰)「プライマーとしての力はウチが手にしたッスから、そういう流れが自然だと思うッスね」

 「プライマーとしての力が本当にあるかどうかは置いておくとして。鳰さん、あなたはあなた自身の肉体に未練はないの?」

 晴(鳰)「まぁ、確かに全身縫合跡やらなんやらで傷だらけッスけど、"葛葉"の刺青よりはマシっす。それに……今のウチには、貴女さえいれば何もいらないッスから」

 「あら、それは嬉しいわね。……親類だから少しばかり心苦しいところもあるけれど、仕方無いわね。」







 目一「緊急時の"一之瀬晴(ハシリニオ)"抹消プラン、実行しましょうか。」






この日、十年黒組は正しい道のりから大きく外れていく事になる。その歪みは、確かに、広がっていく。




<十年黒組教室内>

 溝呂木「(あれ、髪型変えたんだな。)いやぁ〜すまないなぁ寒河江。ちょっと備品の整理を手早く済ませたくてな。力がある奴といえば寒河江かなと思って」

 春紀(兎)「別に暇だったから構わない。それで、何をすればいいんだ?」

 溝呂木「(あれ、なんで寒河江は怒ってるんだ……? 眼つきキツいし、やっぱり呼び出したこと本当は怒ってるのかなぁ…)」ウーン

 春紀(兎)「おい」テフリ

 溝呂木「あ、あぁ、すまんすまん。えっとだな、とりあえず皆の分の新しい机を取り換えるんだ。僕が前扉からどんどん中に入れるから、古い机を後ろの扉から出していってくれないか?」

 春紀「分かった」


それからは別段変わった事は無く、二人は協力して机の取り換えを行っていた。
時折見せる普段とは違う春紀の様子に首を傾げていた溝呂木だったが、とはいえそれ以上に追及することも無く。
兎角自身が教室に足止めされていると知らず。




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