過去ログ - 京太郎「リア充は」ハギヨシ「爆発しろ」
1- 20
1: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/12/24(水) 21:15:31.57 ID:Kc8K2HeXo
<京太郎の場合>

京太郎「の、和。麻雀部のクリスマス会の後予定あるか? もし予定が空いてたら俺に付き合ってくれ!」

和「クリスマス会の後ですか? そうですね……」ピピピ

京太郎(け、携帯で予定を確認してる! 脈ありか? 脈ありか!?)

和「……」ピッ

京太郎(……電話?)

和「あ、ゆーきですか? クリスマス予定空いてますよね? 違いますよ。クリスマス会の後です」

和「……はいはい、そうですよ。私もゆーきと一緒で独り身です。ゆーきのこと言えません。言わなきゃダメなんですかこれ。それじゃあいつものところで」ピッ

和「須賀君、ごめんなさい。クリスマスは予定が入ってました」ペッコリン

京太郎「断るにしてももう少し手加減してくれませんかね!?」

和「何のことですか?」クスクス

京太郎「これでも勇気出したんだぜ? 断るにしてもさぁ」シクシク

和「そうですね。私も普通ならこんなことしません」

京太郎「そんなに嫌だったか?」シクシク

和「いえ、むしろ気心知れてるからこそですよ」クスッ

京太郎「親しき仲にも礼儀ありって言うだろ!」

和「確かにそうですが、友達は裏切れませんのではっきり断った方がいいかなと」

SSWiki : ss.vip2ch.com



2: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/12/24(水) 21:16:18.30 ID:Kc8K2HeXo
京太郎「裏切る? ……あ、優希が独り身だからってことか? 2人同時に恋人なんて出来ないって! だから俺と付きあおう!」

和「いえ全然違います。まあそれでなくともフラれるとわかってる相手と付き合いたくはないですし」

京太郎「じゃあ裏切るって……うん? フラれる? 和が俺に? 和が俺をフるの間違いだろ?」
以下略



3: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/12/24(水) 21:16:46.61 ID:Kc8K2HeXo
京太郎「……はー、フラれたかー」

京太郎「裏切るってなんだよ意味わかんねー」

京太郎「フラれるとわかってる相手と付き合いたくないってなんだよー。こちとらこれが初めての告白だぞー」
以下略



4: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/12/24(水) 21:17:13.83 ID:Kc8K2HeXo
咲「別に隠すようなことでもないでしょ?」

京太郎「どっちかと言わなくても隠したいことなんだけど!」

咲「まあ最初に知られるのが私でよかったじゃない」
以下略



5: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/12/24(水) 21:17:40.76 ID:Kc8K2HeXo
京太郎「全然細かくねえと思うんだけど……まあいいや。買い物? なんでクリスマスに行くんだよ」

咲「好きな作家さんの本がちょうど24日に発売するの」

京太郎「そりゃよかったな」
以下略



6: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/12/24(水) 21:18:07.96 ID:Kc8K2HeXo
京太郎(……そんな顔されたら断れねえっての)フー

京太郎「まあ1人でいてもカピの世話くらいしかすることねえし。いいよ。付き合う」

咲「ほ、ほんとに?」
以下略



7: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/12/24(水) 21:18:35.35 ID:Kc8K2HeXo
京太郎「……はぁ。ほんとは和とクリスマスの約束をして一緒に帰る予定だったのに、何が悲しくてお前と帰ってんだろ」

咲「フラれたからじゃない?」

京太郎「……フラれた直後の幼馴染相手に容赦ねえな」ウッ
以下略



8: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/12/24(水) 21:19:03.72 ID:Kc8K2HeXo
京太郎「ん? 何がだよ」

咲「いつも通り。出来るのかなって」

京太郎「お前なあ。俺はフラれたからって露骨に和に冷たくするような男じゃねえぞ」
以下略



9: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/12/24(水) 21:19:30.97 ID:Kc8K2HeXo
――クリスマスパーティー――

久「さて、そろそろお開きにしましょうか」

京太郎「ようやく終わった……」
以下略



10: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/12/24(水) 21:19:57.62 ID:Kc8K2HeXo
久「3人共漫才はその辺にしておきなさい」

京太郎「漫才じゃないですよ! そもそも竹井先輩が……」

久「だからやめなさいって。これから咲と買い物に行くんでしょう? 2人きりで」
以下略



11: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/12/24(水) 21:20:24.10 ID:Kc8K2HeXo
京太郎「みんな先に帰っちゃったな。まったく、変な勘違いしてきて……特に和はなんなんだ」

咲「そ、そうだね」ドキドキ

京太郎「まあいいや。俺たちも行こうぜ。駅前のでかい本屋だっけ?」
以下略



12: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/12/24(水) 21:20:51.15 ID:Kc8K2HeXo
――駅前――

咲「京ちゃんお待たせ」

京太郎「時間ピッタリだな。少し早く来ると思って……た……」ドキッ
以下略



13: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/12/24(水) 21:21:18.51 ID:Kc8K2HeXo
咲「はぁ……はぁ……。あー疲れた」

京太郎「結局本屋まで走って来ちまったな」

咲「もう、あんなことしないでよ。おかげで汗かいちゃった」パタパタ
以下略



14: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/12/24(水) 21:21:46.67 ID:Kc8K2HeXo
咲「あ、京ちゃん!」

京太郎「悪い、待たせた」

咲「待たせたじゃないよ! 帰っちゃったかと思った。待っててって言ってたのに……」グスッ
以下略



15: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/12/24(水) 21:22:37.96 ID:Kc8K2HeXo
京太郎「ほんとカップルばっかだな」

咲「クリスマスの駅前だからね」

京太郎「こういうカップル見てるとどう思う?」
以下略



16: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/12/24(水) 21:23:09.73 ID:Kc8K2HeXo
京太郎「それよりどういうときにムカついたりするんだ? 咲って基本嫉妬とかしなさそうだし、いつもってわけじゃないんだろ?」

咲「あんまり言いたくないけど……例えば相手があんまり私の気持ちをわかってくれないときとか」

咲「そういうときに気持ちが通じあってそうなカップル見てると、少し嫉妬しちゃう」
以下略



17: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/12/24(水) 21:23:37.25 ID:Kc8K2HeXo
咲「あ、あれ? ねえ京ちゃん。あれ」

京太郎「ん? なんだよ。……あれ、師匠?」

咲「師匠? いや、そうじゃなくて、ほら、りゅーもんさん」
以下略



18: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/12/24(水) 21:24:05.12 ID:Kc8K2HeXo
透華「クリスマスイブに2人でデートなんて、恋人以外のなにものでもないじゃありませんの」

咲「ち、違います! 京ちゃんとは単なる幼馴染で、今日は買いたい本があるから付いて来てもらっただけです!」

京太郎「そうですよ。咲の買い物に付き合わされてるだけです」
以下略



19: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/12/24(水) 21:24:31.98 ID:Kc8K2HeXo
透華「……もしかして腕を組んでいるのを不思議に思ってますの?」

咲「え、ええと……はい。恋人じゃないならしないんじゃないかなと……」

ハギヨシ「これは雪が凍って滑りやすくなっている場所があるので、お嬢様の安全のためにしているだけですよ」
以下略



20: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/12/24(水) 21:24:58.79 ID:Kc8K2HeXo
ハギヨシ「おや。透華お嬢様、そろそろ戻りませんと時間が」

透華「あら、もうそんな時間ですのね。それではここで失礼致しますわ」

ハギヨシ「宮永様、須賀くん。どうぞよい聖夜を」
以下略



21: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/12/24(水) 21:25:25.57 ID:Kc8K2HeXo
京太郎「嵐みたいな人だったな」

咲「さすがりゅーもんさんだね」

京太郎「でもびっくりしたなー。腕組んでたからてっきり付き合ってるのかと思っちまった」
以下略



162Res/161.22 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice