過去ログ - にこ「あんじゅちゃんと素敵な運命」
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30: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/27(土) 01:11:53.66 ID:zxcyBmiV0
明らかに希を警戒し、この場を去りたいというのを隠そうとしない海未。

「いつもは屋上で練習してたウチ達が今日初めて他の場所で練習して、こうして三人と出逢えた。これって運命じゃない?」

「毎日必ず違う出来事が起こります。そんなことを一々運命と言うのなら昨日すれ違った人達全員と運命が生まれますよ」

「これは手厳しいね。それで、一つ質問なんだけど三人はどういう仲なん?」

「私達は幼馴染です」

無邪気にじゃれ合う穂乃果とことりを見つめながら、優しさの宿る言葉。

「幼馴染二人が別のことに夢中になったら寂しくない?」

「運命の次はそんなことを言い出すんですか? 元々私は一人で弓道部に入ってたんですよ?」

「ウチは寂しくないかって訊いたんだよ。それに、その回答は寂しいとも寂しくないとも答えてないよね」

その言葉に海未は無表情になり口を閉ざす。

「スクールアイドルって高校生という限られた時間の中でしかなれない特別なものなんだよ」

「特別だからこそ運命と受け入れて、素直になって自分の寂しいって思ってた心を騙してみたらどう?」

自分の心を見透かすような存在に家族以外で初めて畏怖という感情を抱いた。

穂乃果とことりとは幼馴染であるが常に一緒に行動していた訳じゃない。


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