過去ログ - 菜々「0時過ぎのクリスマス」
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2:名無しNIPPER[sage]
2014/12/26(金) 00:13:34.06 ID:i6m4l0cx0
菜々さんのSSにはハズレが無い気がする
期待


3: ◆LY9F0R2Cf.[sage saga]
2014/12/26(金) 00:14:47.19 ID:qOgPQWjp0
「……どうするかなぁ」

 背中を向け悩むプロデューサーに、ナナはとんとんと肩をたたきます。
 ナナの名前を呼びながら彼は振り向きます。もう、そんな顔をしないでください。

以下略



4: ◆LY9F0R2Cf.[sage saga]
2014/12/26(金) 00:18:55.50 ID:qOgPQWjp0
 ――それでも、やっぱりちょっとくらい後悔するのはナナもでして。

「あーあ、プロデューサーさんにはクリスマスに予定がないこと、バレちゃいましたかねぇ」

 見栄を張っているわけでもなかったので別にいいっちゃいいんですけど。
以下略



5: ◆LY9F0R2Cf.[sage saga]
2014/12/26(金) 00:27:11.59 ID:qOgPQWjp0
「長引いちゃってすみません。今日はこの後も用があるでしょう?」
「――ああ、そういうことですか」

 みなさんも、他の人と一緒でこの後イベントがあるんですね。
 お疲れさまです。一人、また一人一日限りの華やかな現実へ戻っていく。
以下略



6: ◆LY9F0R2Cf.[sage saga]
2014/12/26(金) 00:30:02.93 ID:qOgPQWjp0
「あれ、安倍さん? 先にあがったんじゃ」
「あー、いや。そのですね」

 建物を出てすぐのところで立ち止まっていたせいか、まだ中で片付けしていたはずのスタッフさんが姿を見せ始めました。

以下略



7: ◆LY9F0R2Cf.[sage saga]
2014/12/26(金) 00:35:08.52 ID:qOgPQWjp0
「菜々さん!」
「ふぇ?」

 ちょうど歩き出した時でした。背中にかけられた声は聞き間違えようがない、あの人の声。
 振り返ると、手を膝について肩で息をしているプロデューサーの姿、
以下略



8: ◆LY9F0R2Cf.[sage saga]
2014/12/26(金) 00:38:59.41 ID:qOgPQWjp0
「うわ、もう12時過ぎてる……」
「仕事終わるのも遅かったですしね」

 気兼ねなくゆっくりできるところは、それでも電車を乗り継いでの事務所が一番近かったのでした。
 誰もいない事務所ってこんなに静かだったんですね。それに……寒い。
以下略



9: ◆LY9F0R2Cf.[sage saga]
2014/12/26(金) 00:41:51.73 ID:qOgPQWjp0

「事務所なんでアルコールは我慢してください」
「プロデューサーさん、ナナは17歳……」
「……メリークリスマス!」

以下略



10: ◆LY9F0R2Cf.[sage saga]
2014/12/26(金) 00:44:50.25 ID:qOgPQWjp0
「くしゅんっ」
「……っと。寒いですか?」
「ん、暖房がまだちょっと弱いかもですね」
「……ちょっと待っていてください」

以下略



11: ◆LY9F0R2Cf.[sage saga]
2014/12/26(金) 00:48:01.88 ID:qOgPQWjp0
 今日も寒い中、朝早くから出社です。
 事務員の朝は早いのです。夜のうちにたまった事務処理がたんまりとあるはずなので。
 事務所に着いて、早速鍵を差し込んでひねるのですが、

「空いてる……?」
以下略



12: ◆LY9F0R2Cf.[sage saga]
2014/12/26(金) 00:50:38.56 ID:qOgPQWjp0
短いですが、これでおしまいになります。
お読みいただきありがとうございました。
イベント的なお話もいいですが、私はこんな起伏の少ないお話が好きなので、
ご希望と沿わなかったなら申し訳ございません。


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