過去ログ - ちなつ「この交差点の向こうに君がいるとしたら」
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3: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/12/26(金) 17:21:25.09 ID:yW0akes/0
ちなつ「あの……」


だから、放課後、結衣先輩が一人きりで校舎の裏に来てくれただけで、私の胸は高まった。
それはもう、人生で一番心臓がドキドキしてるって分かるくらい。
以下略



4: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/12/26(金) 17:22:20.71 ID:yW0akes/0
少し困った表情で答えあぐねる結衣先輩。
はっ、危うく忘れるところだった。こんな時のためにあかりちゃんと練った作戦があるんだもん。


ちなつ「じゃ、じゃあ、こういうのはどうでしょう!?」
以下略



5: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/12/26(金) 17:25:26.60 ID:yW0akes/0
ああ、またあの時のことを思い出してた。
あの時、真剣な面持ちになった結衣先輩が、ふっと微笑んで、顔をあげて、それで……
何度思い出してもちょっとだけ恥ずかしくて、でも凄く嬉しい、そんな気分になる。
熱くなった顔を両手で覆って、しばらくはその余韻に浸かっていたけれど、でも、ずっとそうしているわけにもいかないよね。
目の前にある、ごらく部の部室の扉に手を掛けた。なんだか久しぶりのごらく部。
以下略



6: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/12/26(金) 17:28:25.42 ID:yW0akes/0
ちなつ「お、おはようございます」

京子「おお、おっはよーちなちゅ!」


以下略



7: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/12/26(金) 17:29:55.55 ID:yW0akes/0
ちなつ「あかりちゃん」

ちなつ「明日ね、結衣先輩に告白しようと思うの」


以下略



8: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/12/26(金) 17:34:52.72 ID:yW0akes/0
ちなつ「直接言った方がいいのかな?それともお手紙の方が……」

あかり「それだったら、お手紙で結衣ちゃんを呼び出して、それで直接伝えたら?」

ちなつ「あっ、それロマンチックかも!」
以下略



9: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/12/26(金) 17:37:12.37 ID:yW0akes/0
ちなつ「そうよね、こんな大事なことすぐには決められないし」

あかり「ちゃんと考える時間があったほうがいいんじゃないかなぁ?」

ちなつ「そうね……」
以下略



10: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/12/26(金) 17:38:55.74 ID:yW0akes/0
そうだ、まずは真っ先にあかりちゃんに伝えよう。
あかりちゃんはいつも私の話を聞いてくれて、相談に乗ってくれて、いっぱいお世話になったから。
だから、どんな結果でも真っ先にあかりちゃんには報告しなくちゃ。
そう思ったから、結衣先輩に告白した次の日、つまりは昨日なんだけど、
学校であかりちゃんと二人っきりになったタイミングを見計らって私は切り出した。
以下略



11: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/12/26(金) 17:40:38.97 ID:yW0akes/0
あかり「今日はなにする?」


ごらく部のメンバーが全員揃ったところで、あかりちゃんがそう言った。

以下略



12: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/12/26(金) 17:42:57.44 ID:yW0akes/0
昨日はごらく部の活動がなくなっちゃって、本当は先輩と一緒に帰ったりしたかったけれど、
結局なんとなくあかりちゃんと向日葵ちゃんと櫻子ちゃん、っていうメンバーで帰ることになった。
だから、どうしても結衣先輩の声が聞きたくって、夜、私は結衣先輩に電話を掛けた。


以下略



13:名無しNIPPER[sage]
2014/12/26(金) 17:43:07.66 ID:BKmcXTXMO
期待


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