過去ログ - 【モバマスss】湯川学「アイドルか。実に面白い」
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名無しNIPPER
[saga]
2014/12/26(金) 18:54:00.46 ID:RD0cxtYA0
早苗「もしよかったら、分かってる事件の概要を聞いてもいい?何かわかるかも」
内海「いえ……先輩はまだ信用できるんですけど……」
言い淀み、ちら、と隣を見る。
P「俺か?居ない方がいいなら外で待ってるけど」
早苗「いや、大丈夫。あたしが一番信用してる人だし、スケジュール管理とか頼りっきりだからむしろいてもらったほうがいいかも」
内海「分かりました」
内海「___________と、目撃者の証言から分かった状況は以上です」
早苗「うーん……」
「ビルの屋上までの高さはどれくらいだ?」
内海の隣にいた男が、初めて口を開いた。
刑事だと思っていたが、どうやら彼は違うらしい。協力者だろうか?
内海「あっ、こちら、協力を頂いている物理学者の湯川先生です」
湯川と呼ばれた男は続ける。
湯川「それと目撃者から落下地点までの距離は?」
内海「えーと、ビル屋上までは50m、落下地点までは最短で149mですね」
日頃から聞かれ慣れているのだろうか?律儀にメモしてある数字を読み上げる内海。
湯川「悲鳴は、例えば録音などではなく確かに生のものだったんだな?」
P「あっ、それなら、現場に居合わせた知人の音響監督がそう言っていました。声のプロですから、確かだと思います」
内海「後程改めて確認します」
湯川「それで、目撃者はどのように見えたと言っているんだ?」
内海「どのように?」
湯川「頭から落ちたのか、足から落ちたのか、まっすぐ落ちたのか、落ちながらもがいていたのか、情報はいくらでもあるだろう」
慣れているのか、これにもムッとすることなく答える。
内海「最短距離にいた目撃者が悲鳴を聞いて顔を上げたとき、川の向こうにある遊園地の塔のてっぺんにある明かりに、ちょうど頭が重なって見えたそうです。特にもがいてはいなかったそうですね。上下逆さで、まっすぐ落ちて行ったと」
湯川「ふむ……」
湯川は目を細め、しばし思案する。
再び目を開けたとき、彼の口元は笑っていた。
いったいどんな推理が、この学者の口から出てくるのか。
その場にいる全員が見守る中、彼は口を開いた。
そして、一言。
湯川「さっぱり分からない」
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