過去ログ - キョン「エルを俺の嫁にくれ」ルドガー「はぁ?」
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1:名無しNIPPER[sage]
2014/12/27(土) 16:19:15.73 ID:/nwoVYRc0
【涼宮ハルヒの憂鬱とTOX2のクロス】



ルドガー「………ふざけてるのか?」

キョンから言われた言葉に、ルドガーはあからさまに顔を歪めた。
今、こいつは何を言った?いやいやまさか空耳だろう。親友のキョンが俺に向かってそんなまさかエルをくれだなんて、
そんな馬鹿なこと……………

ルドガー「絶対にやらん!」

キョン「やれやれ。即答かよ」

ルドガーの思考この間1秒もかからず。
言葉が聞こえたことへの否定から始まった思考は、
あっという間もなく親友からの言葉の内容そのものに対する否定へと変化した。
ルドガーが腕を組んでキョンを睨む。その据わった眼差しは件の彼の娘――エルの本来の父親である分史世界の彼であったヴィクトルを思い出させるものだった。
やはり彼らは別世界の同じ存在のようだと、こんな形で改めて思いたくはなかったキョンである。

エル「えー!ルドガーなんで?だってエルとキョンはアイしあってるんだよ!」

ルドガー「却下と言ったら却下だ!」

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2:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 16:23:53.03 ID:/nwoVYRc0
ルドガーからの拒否の言葉にキョンと手を繋いでいるエルが頬を含まらせて怒る。
しかしその抗議の声にもルドガーはにべも無い返答を返した。
眉間に皺を寄せてエル……ではなく、エルと仲良く手を繋いで立つキョンを睨み続けている。
親友からのいまだかつてないほどの鋭い視線に、キョンは視線を逸らして力無く苦笑った。

以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 16:33:49.11 ID:/nwoVYRc0
始まりはエルがこう言ったことからだった。

エル「エル、ちゃんとおヨメさんにいけるのかな?」

ようやく歳が二桁になった少女の発言としては少々ませていると言うべきか
以下略



4:名無しNIPPER[sage]
2014/12/27(土) 16:38:07.53 ID:jZ/EYwNaO
ほう


5:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 16:56:31.77 ID:/nwoVYRc0
アルヴィン「おいおい、それってまんまルドガーのことじゃねぇの…?」

ジュード「ヴィクトルさん、過去の自分なのにルドガーのこと嫌いだったもんね………」

こう言ってはなんだが、ヴィクトルと直接顔を合わせたジュードからすると彼は酷い親バカだったらしい。
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 17:18:24.69 ID:/nwoVYRc0
……それ絶対結婚許す気ねえだろ。
キョンとアルヴィンは視線を合わせて無言で頷きあった。
何だそれ、何処ぞのかつての執事が言っていたのと同じじゃないか、と。そして間違いなくどちらも冗談なんかではないということも、二人にはよくわかっていた。はたしてドロッセルお嬢様は結婚できるのか?

レイア「うーん、お父さんが出す試験かぁ……うちはどちらかと言えばお母さんかな?」
以下略



7:名無しNIPPER[sage]
2014/12/27(土) 17:26:01.59 ID:eP6jJdLr0
テイルズ×ハルヒとは珍しい
期待

関係ない話ですまないが、ルドガーとレイア母はどちらが強いんだろう


8:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 17:32:43.53 ID:/nwoVYRc0
レイアの発言を受けてエリーゼが首を傾げつつ口を開く。

エリーゼ「わたしの場合は……ローエン、でしょうか?」

ジュード「あ、でも僕もエリーゼの相手だったら立ち合いたいな」
以下略



9:名無しNIPPER[sage]
2014/12/27(土) 18:01:30.71 ID:ld3/9XJvO
期待ついでに質問

キョンはもうエクシリアの世界の住人orエクシリアの世界へ呼び出された?


10:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 18:10:29.31 ID:/nwoVYRc0
ジュードはきょとんと首を傾げてから、薄ら笑いを浮かべるキョンに向かってにこりと笑った。

ジュード「うーん、一対一で僕に勝てたら認めてあげるかな?」

キョン「あ、はい、すみません、冗談です。冗談ですからお願いだからその拳鳴らすのやめてもらえませんかね?」
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 18:14:28.42 ID:/nwoVYRc0
>>7
わからないです

>>9
「エクシリアの世界へよびだされた」ですかねえ


12:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 18:42:53.85 ID:/nwoVYRc0
エル「ちょっとキョン!そんな弱腰でどうするの?」

エルは腰掛けるベッドで足をぶらつかせながら言った。

キョン「…あぁ、わかってる」
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 18:58:09.07 ID:/nwoVYRc0
強い断言の言葉に女性陣が目を瞬かせる。
一度瞼を下ろしたキョンは次に甘やかさをのせた瞳を覗かせてニカっと微笑んだ。

キョン「まぁ。任せとけって。俺もこの世界にやってきてから一生懸命努力してがんばってきたつもりだ」

以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 19:10:31.70 ID:/nwoVYRc0
ほわほわとしたそこはかとなく桃色の空気となったのを壊してくれたのは、アルヴィンのそんな軽口だった。
流石ブレイカー。彼と隣り合わせに座っていたために肩を組まれたキョンが浅く溜息を吐く。

キョン「おいおい、茶化すなよ。これはだな、人生に関わる大事なことなんだぞ」

以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 19:22:16.47 ID:/nwoVYRc0
エル「ねぇキョン!」

キョン「な、何だ?」

頬を染めたままのエルがどこと無く目をキラキラとさせて唐突に大声でキョンを呼んだ。
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 19:30:53.41 ID:/nwoVYRc0
そして冒頭へと話は戻る。

エル「ルドガーのわからず屋!どーしてアタマゴナシにしか話聞いてくれないの?いいか悪いかは試験で決めるって言ったよね?エル、前にそうルドガー本人から聞いたよ!」

ルドガー「う……で、でもキョンが相手とか…」
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 19:38:52.90 ID:/nwoVYRc0
ルドガー「……本気なのか?キョン」

キョン「………あぁ本気だ、ルドガー。いや、お義父さんか?」

ルドガー「お前にお義父さんと呼ばれる覚えはないっ!」
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 20:07:47.04 ID:/nwoVYRc0
わざわざ言い直したキョンにルドガーは目を細めた。
本気だと取ったのだろう。
此処にはいないエルの実の父親とも相対しているような心地になるキョン。
しかし気持ちから負けるわけにはいかないと、ぐっと奥歯に力を入れて唇を引き締めた。

以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 20:13:03.60 ID:/nwoVYRc0
アルヴィン「…………なんかマジで本気になってね?」

レイア「クランスピア社社長と源霊匣研究者の婿舅の戦い!これは記事にしないとだよね!」

みくる「ふぇぇ〜、ビッグニュースになりますね〜!」
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 20:16:14.98 ID:/nwoVYRc0
訂正

レイア「クランスピア社社長と平凡な高校生の婿舅の戦い!これは記事にしないとだよね!」


21:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 20:29:38.94 ID:/nwoVYRc0
ルドガーは幾つもの試験を出した。数えるのすら面倒だったアルヴィン(審判員)は
最初からその数を数えるのを放棄していたが、隣に座るレイアから先程「50」とか聞こえた気がする。
なぁいつまでやんのコレ?某執事な宰相は200以上の莫大な試験数を課すと言ったらしいが、
それに比べても一般的にこれは。公平な審判員をやれと押し付けられたアルヴィンは、
いい加減キョンの合格を判断するたびに恨めしげな視線を自分へと送ってくるルドガーにうんざりしていた。


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