過去ログ - 奉太郎「守りたいもの」
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16: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/12/27(土) 17:21:07.34 ID:bTDiL5Hz0

「最近の携帯電話ってのは多機能なんだよ、ネットにつなげたり、カメラもついてる」

「それくらいわかる。バカにするな」

「ごめんごめん。で、千反田さん、登録はしてないみたいだね」

「はい。寡聞にして知りませんでした」

「私も知らなかった」

 里志は女性二人の意見を聞いて、肩を竦めた。

「総務委員会の活動をもう少し活発にするよう進言しておくよ」

「それで、どうすれば登録できるんですか?」

「ちーちゃんは真面目ねぇ」

 伊原がぼそっと言う。俺もそれには同意できる。
 不安げな千反田。真面目な気質があるものだから、登録制度があるのにそれを利用していないのは、少し居心地が悪いのだろう。

 どうせばれないんだから気にしなくてもいいのにと思うのは、俺の適当さ加減によるものだろうか。

「大したことじゃないさ。先生から紙をもらって、名前と、ケータイの写真撮って、それを添付して提出するだけだから」
「わかりました。さっそく明日にでももらってきます」

 そうして、思い出したように千反田は言った。

「あ、そうです、わたし気になることがあるんですが」

「帰る」



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