過去ログ - オババ「あんたがパパになりなさい」 少年エルフ「えぇ!?」
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10: ◆VEKixXsFvlSQ[saga]
2014/12/28(日) 01:05:28.98 ID:+BwpYwG40


オババ「一杯付き合いなさい、エルフはお酒に弱いからねぇ。 これも婆孝行だよ」

男「わかったよ、ばぁちゃん」

オババ「で、集会はどうなったんだい?」

男「やっぱりあの橋は修理することになったよ、事故も多いし。 頃合いだよ」

オババ「そうだねぇ、半分はそこが抜けちまってたからねぇ。 あの橋が直ればここも人通りがよくなるだろうさ」

男「そういや、なんで急に薬屋辞めて、喫茶店なんて開いたんだ?」

オババ「旦那から教えてもらった東洋の料理を活かしたくてね。 わたしの長年の夢さ」

男「それなら、いいけど。 もったいないなぁ、ばぁちゃんいい薬師だったのに」

オババ「薬屋なら弟子がやってるさ。 それとあの子のためでもあるさ」

男「娘の?」

オババ「いや、エルフのためだよ。 エルフ族だから薬屋は継げないのさ、くだらない法律のおかげでね」

男「オレに言われても」

オババ「男、あんたなんとかできないのかい?」

男「オレは今はただの兵士だよ。 そこまで権限はないよ」

オババ「あの人の孫ならそれくらいやってのけてみせて欲しいね。 ったく、仕方がないね」

男「それで、橋の修理なんだけど町の者からも人員を出すようになってさ、それでばぁちゃんは喫茶店だし、橋に一番近いから食事や飲み物の提供をお願いしたいんだけど」

オババ「そんなことならお安い御用さ、店を宣伝するいい機会だわ」

男「……間違ってもこないだみたいな酸っぱい実の入ったお茶とかにしないでよ、普通のレモネードとかでいいから」

オババ「まったく『梅こぶ茶』の良さがわからないなんて、情けない。 まぁ暑いから普通のレモネードをこさえておくよ」


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