過去ログ - 【らぶらいぶ】花陽「自分にできること」
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12:名無しNIPPER
2014/12/30(火) 00:01:23.28 ID:eHAmdOHa0


「はぁ、はぁ……凛ちゃん…早いよっ…」


凛ちゃんに引っ張られるまま無我夢中で走って。
やっと手が離れた時にはもう花陽の家が目と鼻の先。

これじゃあ一緒に帰ったなんて言わないよ凛ちゃん……!


胸を押さえて息を整えていると、いきなりがしっと肩を掴まれて驚きのあまり飛び上がった。



「ぴゃぁっ!?り、凛ちゃん!?」
「……かよちん最近おかしいよ!!!」

「お、おかしい……?」
「うん、おかしい!運動苦手なかよちんが毎日5キロは走ってるし!苦手な数学の問題だってスラスラ解いちゃうし!大好きなおにぎりだって1日3個しかたべてないんだよ!?何かあったの!?」


「な、なにかあったっていうわけじゃ……ないんだけど……」
「かよちん嘘ついてるにゃ!指もじもじさせるのはかよちんが嘘ついてる時の癖だもん!ねぇ、凛には言えないことなのかよちん……」



そう言う凛ちゃんの目にはちょっぴり涙が滲んでて。
そういえば最近自分のことに夢中になりすぎて周りを見ていなかったかも。

凛ちゃん、きっと寂しかったよねごめんね。
……凛ちゃんにはちゃんと話そうかな。


花陽がこうして頑張っている理由。
花陽の好きな人。
きっと凛ちゃんなら応援してくれるはずだから。

だって、凛ちゃんは花陽の1番の友達だもん。




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