過去ログ - 【らぶらいぶ】花陽「自分にできること」
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名無しNIPPER
2015/01/04(日) 23:31:42.29 ID:GkNsHjjNO
けれど、次の日もその次の日も穂乃果ちゃんは練習にくることはなかった。
穂乃果ちゃんだけじゃなく、希ちゃんも絵里ちゃんも。
穂乃果ちゃんたちが来なくなって1週間経った頃、練習の雰囲気は最悪になっていた。
みんな落ち着かなくて、海未ちゃんもことりちゃんもそわそわしていて。
花陽も凛ちゃんも、真姫ちゃんもどうしていいかわからなくて、にこちゃんはため息をついて先に帰ると言って屋上を出て行ってしまった。
「……今日はもう終わりにしましょう」
「えー!?まだ柔軟しかやってないにゃ!」
「 凛、仕方ないわ……こんなにバラバラになってちゃ……」
「ごめんね凛ちゃん……ことりたちもちょっと混乱してて…」
確かにまだ練習を始めて30分も経っていなかったけれど、空気が重すぎてそれどころじゃないのはよく分かっていたから海未ちゃんの判断は正しいと思った。
つまらなそうにする凛ちゃんを真姫ちゃんとことりちゃんがなだめている。
穂乃果ちゃんの事情は幼馴染の海未ちゃんやことりちゃんも知らないらしかった。
にこちゃんも、希ちゃんと絵里ちゃんのことは知らないと言っていたしまるで連絡もつかないらしい。
何もできないまま、これからμ′sはどうなっちゃうのかな、って焦りと不安が心にまとわりついたままその日は帰宅した。
お風呂から上がると、携帯が通知を音と振動で伝えた。
「海未ちゃんからメール…?」
『話があるので明日の放課後必ず屋上に集まってください。』
それは穂乃果ちゃん、希ちゃん、絵里ちゃんを除いたメンバーに送られた事務的なメールだった。
穂乃果ちゃんのこと、何かわかったのかな……?
とりあえず明日にならなきゃわからないよね、今日はもう寝よう。
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