過去ログ - 【らぶらいぶ】花陽「自分にできること」
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名無しNIPPER
2015/01/19(月) 20:33:55.89 ID:I3uZ88Z30
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……正直、花陽から話があるからと呼び出された時から何処か確信はしていました。
そんなことを言ってしまえば自意識過剰だと思われるかもしれませんが、花陽の行動は鈍感と言われている私にも分かりやすく、想いを寄せられていることは分かっていました。
私自身、花陽が側にいることは決して嫌なことでは無かったし、逆に心地いい気もしていました。
ですが、産まれてから今までずっと穂乃果のことを慕っていたのも事実です。
もちろん、絵里と穂乃果が付き合い始めたのは私にとって凄くショックなことでしたが…今思い返してみるとそこまで辛くなかったように思います。
それは、やっぱり……目の前にいる、この方のお陰で。
嫌なら聞き流してもいい、というくせに
一字一句きっちり、はっきり瞳を見て伝えてくる。
あんなに臆病で、声も小さくて、引っ込み思案だった彼女がこんなにも強い瞳で、自分の意思をはっきりと伝えてくる。
私が幸せになるまで、好きでいてもいいかといういじらしい彼女の愛情表現に心がきゅぅっと締め付けられた。
「花陽…」
「ご、ごめんなさいっ!じゃあ、花陽はこれでー……」
今から私がすることが、ズルいことなのはよく分かっています。
けれど、このまま花陽を帰すのは……私の心が許しませんでした。
気付けば、私は花陽を腕の中に閉じ込めていました。
「!?!?う、海未ちゃ」
「なら、もう花陽は私のこと好きではいてくれませんか?」
腕の中で、花陽が目を見開いてハッと息を飲むのを感じて、言葉を繋げる。
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