過去ログ - 【らぶらいぶ】花陽「自分にできること」
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名無しNIPPER
2015/01/19(月) 22:20:40.47 ID:I3uZ88Z30
……開いた口がふさがらないとは、まさにこのことだと思った。
予想だにしていなかった凛の言葉の数々が、ぐるぐると頭の中をめぐる。
とっさに思い浮かんだことは唯一つ。
「意外……です。てっきり、凛からは花陽のことなど渡さない、と宣戦布告されるかと思っていました…」
そう、
誰から見ても凛は花陽のことが好きだった。
……それは幼馴染としてではなく、想い人として。
花陽は気づいていないらしかったが、同じ幼馴染を慕っていた立場から見れば痛いほどに凛の気持ちが分かっていたつもりだった。
…しかし、こうして凛は私に花陽を任せる、と頭を下げた。
自分の想いに蓋をして、花陽の幸せを願った。
「……凛も、ね。かよちんのこと、大好きだよ。
幼馴染として、とか友達としてとかじゃなく、海未ちゃんと同じ気持ちでかよちんのことが好きだった。
だから、かよちんが海未ちゃんのことを好きって知った時は、なんで凛じゃないの?って思ったし……凄くショックだったよ。
だけどね、凛気付いちゃったの。
凛、海未ちゃんに恋してるキラキラしたかよちんのことも大好きだってこと。
凛はね、かよちんが幸せで、笑顔でいてくれるならそれでいい。
凛は1番の友達としてかよちんの側にいることできるから、やっぱりずーーっと笑ってて欲しいんだ!」
初めて聞く、凛の胸の内に心が打たれる。
こんなにも熱い想いを秘めていたなんて。
綺麗だと、思った。
直向きに花陽のことを想う凛の心が。
幸せをひたすらに願うその心が。
こんな熱い想いを聞いて、頭まで下げられて。
そんな凛の為に、私が出来ることは……
「約束します。
花陽は必ず私が幸せにしてみせます」
……凛に、花陽の幸せを約束すること。
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