過去ログ - 【艦これ】青葉「仮面をつけた提督」
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41: ◆aKZmxL4TCc[sage saga]
2014/12/29(月) 10:48:45.15 ID:ZtIHJOR/0
 その青葉の問いに、間宮は少し考えてこう言った。

間宮「そうね…私は皆からお母さんみたいって言われてるじゃない?その包容力ゆえかな?提督が心を許したのって」

 この鎮守府では、鳳翔と間宮は皆のお母さん的なポジションにいる。この2人の持つ包容力からか、艦娘たちはよく
以下略



42: ◆aKZmxL4TCc[sage saga]
2014/12/29(月) 11:06:09.40 ID:ZtIHJOR/0
 青葉はぜえぜえと息を吐きながら執務室の前に着いた。少し息を整えてからドアをノックする。

提督「入れ」

 前と同じ、ぶっきらぼうな提督の声。その声を聞くと、青葉は執務室に入った。
以下略



43: ◆aKZmxL4TCc[sage saga]
2014/12/29(月) 11:17:18.40 ID:ZtIHJOR/0
 提督は少し考え込み、こう切り出した。

提督「青葉、過去の俺はどんな性格だったと思う?」

青葉「へ?」
以下略



44: ◆aKZmxL4TCc[sage saga]
2014/12/29(月) 11:27:46.02 ID:ZtIHJOR/0
提督「それを話すには、俺が中学生だった時代まで話を遡らなければならない。少し話が長くなるが、それでもいいか」

青葉「はい、大丈夫です!」

提督「途中で寝たら殴るからな」
以下略



45: ◆aKZmxL4TCc[sage saga]
2014/12/29(月) 11:39:42.67 ID:ZtIHJOR/0



提督「そう、俺は苛められてたんだよ」

以下略



46: ◆aKZmxL4TCc[sage saga]
2014/12/29(月) 12:04:11.16 ID:ZtIHJOR/0
提督「俺には親友がいなくなったが、まだ家族がいた。俺は家族には苛めのことを既に話していた。そしたら一緒に怒って

   くれて、学校にも報告してくれた。そしたら学校も、その苛めてるバカに注意をし、そいつの親にも警告をした。

   だが、その程度でそのバカは反省するような奴じゃなくてな。そして、中一の冬に、ある事件が起きた」
以下略



47: ◆aKZmxL4TCc[sage saga]
2014/12/29(月) 12:14:14.67 ID:ZtIHJOR/0
提督「俺は中学での3年間ずっと苛められ続けた。そして俺は中学を卒業すると、海軍兵学校に進学した。俺がなんで

   海軍兵学校に入ったのかというのは、ただ中学の奴らから離れたいからだよ。笑えるよな、そんな理由で海軍を

   志望するなんて」
以下略



48: ◆aKZmxL4TCc[sage saga]
2014/12/29(月) 12:34:18.03 ID:ZtIHJOR/0
 提督は、その問いにこう答えた。

提督「中学や海軍兵学校の奴らと同じような存在だ。どうせ、俺の素顔を見たら俺のことを蔑んだり苛めてきたりするに

   決まっている。見ず知らずの海軍兵学校の奴らがそうだったようにな。そう思って俺は仮面を付けることにした。
以下略



49: ◆aKZmxL4TCc[sage saga]
2014/12/29(月) 12:41:07.36 ID:ZtIHJOR/0
提督「さあ、話は終わりだ。消灯時間は過ぎている。早く部屋に戻って寝ろ」

 提督はそう言うと、執務机に戻った。青葉は少しの間席を立つことができなかったが、少しすると立ち上がり、ドアへと

向かった。その時、ドアノブを握りながら、提督を見ずにこう言った。
以下略



50: ◆aKZmxL4TCc[sage saga]
2014/12/29(月) 12:49:44.53 ID:ZtIHJOR/0
衣笠「うーん…まあ、おっかないとは思うけど、いい人だとも思うよ?あの出撃とか遠征とかのスケジュールや、個人の

   性能に合わせた任務や仕事のおかげで疲れることはないし。みんなそう思ってるだろうけど、仮面のせいで印象が

   悪いんだよねー。仮面取ればいいのに」
以下略



51: ◆aKZmxL4TCc[sage saga]
2014/12/29(月) 12:50:45.30 ID:ZtIHJOR/0
一回ここで切ります。

次の投下は3時過ぎの予定です。

改行のことはホントに申し訳ありません。どうすれば読みやすいのかまだわからないんです。


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