2: ◆thOZbxYqQo[saga]
2014/12/31(水) 01:02:10.55 ID:DcxtKuvv0
帰宅途中、ふとたまには寄り道して帰るのも悪くないだろうと思い
いつもとは別の道を歩いていると書店を見つけた、そういえば、今読んでいる本も読み終わり
3: ◆thOZbxYqQo[saga]
2014/12/31(水) 01:03:03.48 ID:DcxtKuvv0
今度は近づいて肩を揺すりながら話しかける
「すみません店員さんでしょうか」
4: ◆thOZbxYqQo[saga]
2014/12/31(水) 01:03:34.77 ID:DcxtKuvv0
数分後、店員さんがそれなら、と言って本棚の方に向かって歩き出した、私もそれについて行く
「これは・・・・どうですか」
5: ◆thOZbxYqQo[saga]
2014/12/31(水) 01:06:01.98 ID:DcxtKuvv0
書店によってから三日後、私はまたあの書店に来ていた
今日も私以外に客はいない店員さんもレジにいない
6: ◆thOZbxYqQo[saga]
2014/12/31(水) 01:06:51.32 ID:DcxtKuvv0
「はい、この小説を読んで私の考えた推理を聞いて欲しいのです」
「最後まで・・・読んだいないん・・ですか」
7: ◆thOZbxYqQo[saga]
2014/12/31(水) 01:07:30.51 ID:DcxtKuvv0
「もしかして店員さんは探偵になれるのでは」
「フフ、一度・・読んだことがあるからわかるんですよ」
8: ◆thOZbxYqQo[saga]
2014/12/31(水) 01:08:01.04 ID:DcxtKuvv0
「『注文の多い料理店』ですか」
「はい・・・宮沢賢治は・・お好きですか」
9: ◆thOZbxYqQo[saga]
2014/12/31(水) 01:08:42.06 ID:DcxtKuvv0
店員さんの顔がどんどん赤くなっていくのがわかった
「か・・・からかわないでください」
10: ◆thOZbxYqQo[saga]
2014/12/31(水) 01:09:22.35 ID:DcxtKuvv0
蚊のなくような声でそう言った
「申し訳ありません、聞き取れませんでした、もう一度お願いします」
11: ◆thOZbxYqQo[saga]
2014/12/31(水) 01:10:01.13 ID:DcxtKuvv0
店員さ...鷺沢さんは微笑むと
文香「Kさん・・・またのお越しをお待ちしております」
12: ◆thOZbxYqQo[saga]
2014/12/31(水) 01:11:11.32 ID:DcxtKuvv0
今日はここまで
明日には完結すると思います
63Res/29.52 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。