過去ログ - 魔王「天使がいた物語」
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421: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:23:27.70 ID:bd0uItio0
国王「……魔王、一つ話があるのだが」

魔王「話?私にですか?」

国王「耳をかせ」
以下略



422: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:24:03.22 ID:bd0uItio0
天使「こ、この方がですか?」

賢人「久しぶりだね、小さな魔人さん」

側近「……お久しぶりです」
以下略



423: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:25:01.68 ID:bd0uItio0
賢人「まぁいいさ、ゆっくりこのパーティを楽しんでいくといい。ウチの連中はあまりいい持て成しは出来ないだろうけどね」

側近「こちらも護衛があるのでそうも言っていられません。賢人様は護衛を付けていないようですが……」

賢人「こんな枯れた婆さんにそんなもの必要ないよ。欲しいのは人肌さね」
以下略



424: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:25:52.09 ID:bd0uItio0
賢人「さぁて、それはともかくとして。大局を見据えていても小さな綻びには気が付かなかったようだね、魔王の国の人達」

天使「え?」

オーク「……あッ!!」
以下略



425: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:26:45.53 ID:bd0uItio0
……


国王「たっはー!!やっぱこういう安酒が一番美味いわ!」

以下略



426: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:27:15.06 ID:bd0uItio0

ドワーフ「何 で ウ チ 来 て 飲 ん で る ん だ よ 馬 鹿 野 郎 共 !!」

国王「そう怒鳴るなよ」

以下略



427: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:27:59.36 ID:bd0uItio0
ドワーフ「ったく、隠れ蓑にしやがって……適当に時間を潰したら帰れ」

国王「へいへい」

魔王「忙しいところ申し訳ないね。僕達に回してくれる武器を作ってくれているのに」
以下略



428: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:28:57.10 ID:bd0uItio0
国王「しかし、アンタもよくやるな。貴族から領地を見事に乗っ取り、資金難も起こさずここまで来れるなんて」

魔王「その代り人員不足だよ。外から人を入れたいけれど、ウチの強みって言ったら鉱山くらいしかないからね。出稼ぎの来る人か偶然立ち寄った冒険者くらいしか入国しないし。他国から無理矢理技術者をスカウトするような度胸も無い」

国王「海を越えた貿易を広めてみろ、せっかくアンタの所も海があるんだ。海外から来る人の流れを操作してやるだけで安定した収入になるぞ」
以下略



429: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:29:37.47 ID:bd0uItio0
国王「それより聞いたぜ、アンタ勇者を探しているんだって?何でも世界各国あらゆる所から。新しい商売でも思いついたか?」

魔王「あ、いや、まぁ訳ありでね。古今東西どのような人物が勇者になりえるかってのを調べようと思って」

国王「ふぅん、魔王を名乗っているから勇者を潰すのかと思ってたけど」
以下略



430: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:31:02.46 ID:bd0uItio0
国王「俺は俺で勇者の名前を利用して一つ面白い事を考えているんだ」

魔王「面白い事?なんだい?」

国王「勇者って言うのは一つのブランドみたいなもんだ」
以下略



431: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:32:11.56 ID:bd0uItio0
国王「時期を見てさ、勇者育てる専門の学校とか作って、そこから優先していい就職場所に斡旋したりそのまま国の兵士になってもらったりして、上手く次の世代を回していけると思うんだ」

魔王「勇者を一つの目標とするか……うん、悪くないんじゃないかな!」

国王「ヘヘ……何だか俺の考えをこうやって聞いてくれる奴がいるってのは新鮮だな」
以下略



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