431: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:32:11.56 ID:bd0uItio0
国王「時期を見てさ、勇者育てる専門の学校とか作って、そこから優先していい就職場所に斡旋したりそのまま国の兵士になってもらったりして、上手く次の世代を回していけると思うんだ」
魔王「勇者を一つの目標とするか……うん、悪くないんじゃないかな!」
国王「ヘヘ……何だか俺の考えをこうやって聞いてくれる奴がいるってのは新鮮だな」
432: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:33:31.14 ID:bd0uItio0
国王「ウチの古くからの関係者なら全員知っているんじゃないか?そもそもずっとあの領地の管理人だったわけだし」
魔王「放置してたけどね。そういえば前に貴族の後ろ盾って言ってたけど、それも関係しているの?」
国王「ああ、実際あの人達がどんな仲かは知らんが、竜爺には手を出せない、出してはいけないってのが暗黙の了解だったんだ。それを突き崩したのがアンタ達ってワケ」
433: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:52:31.27 ID:bd0uItio0
ドワーフ「おい、そろそろお開きだ」
魔王「え?なんで?」
国王「まだこれからだってのに、ちょっと早すぎるんじゃないか?」
434: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:53:16.59 ID:bd0uItio0
天使「コレはどういう事でしょう魔王様」
魔王「いえ、その……何とも言えないです」
国王「俺は俺で帰ろうかなーっと……」
435: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:53:42.34 ID:bd0uItio0
……
魔王「夜も更けて良い月だ」
側近「話を逸らすな恥知らずの畜生魔王」
436: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:54:11.83 ID:bd0uItio0
魔王「勝手な事をしてすまない。言い訳をすると、王の誘いを無下にする訳にもいかなかったんだ」
側近「そうですね、あちらの国王も自分に責任が行くことを承知で誘ったようですし、我々はお咎め無しでした」
魔王「それに、彼という人物を知ることが出来た……収穫としては上々だよ。今後の付き合い方も考えていける」
437: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:54:39.76 ID:bd0uItio0
側近「さて着きました。王国が用意した宿ですね。中々立派です」
オーク「ここまで歩かせやがって、こんな寒い夜中にさ。王妃様、迷うんじゃないぞ」
天使「目の前のなのに!?それに先ほど荷物を先に置いたので場所は分かりますよ!!」
438: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:55:06.31 ID:bd0uItio0
「……」
魔王「……なんかこっち見てるね」
439: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:55:39.14 ID:bd0uItio0
「……」
オーク「おい、机持って直接こっち来たぞ」
440: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:56:36.83 ID:bd0uItio0
側近「何者ですか。この方々が王族だと知っての狼藉ですか?」
「あらー、それは知らなかったわ!失礼失礼、ゴメリンコ☆」
オーク「なんか……何だ?」
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