593: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/03(土) 00:11:34.02 ID:A6FDrUyF0
「軌道が読めなかった……それに首を一撃で!何という威力だ!あれが魔剣だとでも言うのか!」
魔王「離れろ……」
「ッ!?」
594: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/03(土) 00:12:21.44 ID:A6FDrUyF0
魔王「満身創痍だな、貴方も……それほどまでに魔剣の余波は強かったか?」
「ッ!足が……!!」
魔王「聖剣よ……僕の腕位なら何本だってくれてやる……お前が本当に守らなきゃいけなかった人を殺めたお前の刃……」
595: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/03(土) 00:12:55.67 ID:A6FDrUyF0
――――――――――――
―――――――――
596: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/03(土) 00:13:24.45 ID:A6FDrUyF0
魔王「……」
側近「……魔王様、ハルモニア様に異常は見られないそうです。先に城へ送り届けました」
597: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/03(土) 00:14:07.45 ID:A6FDrUyF0
側近(フュリクの腕まで食いちぎった聖剣の聖骸布……お前が本当に守りたかったものは……何なんだ)
魔王「……ナツィア、僕はね、君と……君の兄さんと一緒に歩いて行ける、優しい世界を目指したいんだ」
598: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/03(土) 00:14:35.78 ID:A6FDrUyF0
側近「……私は先に……行くね」
側近「……」
―
599: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/03(土) 00:15:08.19 ID:A6FDrUyF0
オーク「……情けないなぁ、本当に。情けねぇ」
オーク「こんな時に、俺は何にもしてやれねぇ」
オーク「やっと見つけた俺の居場所も、大切な家族も。こんな形で無くしちまうなんて」
600: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/03(土) 00:15:45.04 ID:A6FDrUyF0
竜爺「……」
賢人「……」
竜爺「何故だ……何故"お前"は傍に居たハズなのに……そんな若い姿になってまで城を抜け出してきたのに!!何故止めなかった!!何故助けなかった!!」
601: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/03(土) 00:16:25.45 ID:A6FDrUyF0
魔王「……そろそろ行こうか」
魔王「……帰ろう、ナツィア」
602: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/03(土) 00:16:58.43 ID:A6FDrUyF0
神器は持つ者に絶大な力、富、名声、そして幸せを与え
その役目を果たすと、所有者を破滅へと誘う
魔剣は持つ者に強大な力、狂気、争い、そして勝利を与え
志半ばで所有者の大切な物を奪う
639Res/414.73 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。