過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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102:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 21:58:50.63 ID:gIGEqEoto

「召喚シークエンス、『オルフェウス』!」

シャドウの攻撃が止んだ直後、声を放ったのは、アイギスだった。その体から、青い光と共に、竪琴を携えた、男性型のペルソナが現れる。
ペルソナが、竪琴の弦に手を当てた瞬間、わずかに青みがかった光が、古泉たちの体を包み込んだ。

「大丈夫でありますか、皆さん」

緊張感に欠ける、ゆっくりとした動作で、アイギスが古泉たちを見回す。
青い光が消え去ると、古泉の体に刻み込まれていた宿命的な痛みは、すっかり消え去っていた。

「サンキュー、アイギス……行くぜ、もう一発!」

と、礼の言葉をながら、伊織が起き上がる。そして、再び、シャドウに向け、ペルソナを放った。
風を切る音を立てながら、三度、刃がシャドウを襲う―――が、しかし。
刃が迫った瞬間、シャドウは再び、頭を揺さぶり、頭皮からコードの束を繰り出し、迫り来る伊織のペルソナに向け、鞭のように放った。
剣閃は、コードの束に阻まれ、シャドウの体表へは届かない。

「くそ、しつけーなっ!」

帽子の鍔を指で直しながら、伊織が苛立ちの言葉を発する。
と、その時。

「……めんどくせーであります」

アイギスが、小声でそう呟いたのを、古泉は聞き逃さなかった。
一瞬、視線を向けると、アイギスは、どこから取り出したのか、青く輝く、一枚のカードを手に持っていた。
そのカードが、空中へ放たれる。
キィン。と言うような、甲高い音が聞こえ、直後、アイギスの全身から、ペルソナの光が噴き出し始める。


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