過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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112:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 22:14:51.41 ID:gIGEqEoto

「上へ参ります」

その言葉と同時に。青い床が音を立て、俺達を含む四角い空間が、上昇を始めた。

「ご安心を、あなたをお仲間方の下へとお返し致します。では、またお会いする機会に恵まれるまで、さらばですな」

「まもなく、地上でございます」

突如、頭上から降り注ぎ始めた光に、俺は天井を見上げる。見慣れたSOS団部室の天井が、見慣れぬ色の光を発し、まるでからくりか何かのように、真ん中から左右に分かれ、開いて行く。
その隙間から射す、まばゆい光に、俺は再び、瞼を閉じることを強いられた。



………

気がつくと、俺が腰をかけていたはずの椅子は跡形もなく消え去り―――俺は、あの中庭の中央に立っていた。

「あっ、キョンくん!」

直後、聞きなれた声が俺の愛称を呼ぶ。振り返ると、満面の笑顔を浮かべながら、こちらへ駆けてくる我が妹の姿があった。
その後ろに、朝倉と天田。それに、別行動していた古泉たちと、山岸さん。更に、見覚えのない女性二人の姿があった。古泉たちは、首尾よく事を済ませたようだな。

「大丈夫でしたか。突然姿をなくしてしまわれたそうですが」」

「ああ、まあな。戻ってくるのにちょっと手間取ったが、問題ない」

「あなたが一人で、よく戻ってこれたわね」

朝倉、痛いところを突いてくれるな。事実、あの白い蛇のシャドウに出会い頭に殺されかけもしたのだから、反論のしようがない。


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