過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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137:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 18:34:05.28 ID:t8V4LTxho

「あっ……え、あ、すみません!」

古泉は、胸の中のアイギスを跳ね除けると同時に、

「えっ……な、何故、あなたが!?」

目の前に立つ、もう一人の人物に視線を向け、困惑の声を放つ。
俺は、その人物が誰なのか、一瞬理解できなかった。

「―――ペルソナ」

その人物が、燦然と言葉を発する―――その声を聞いて、ようやく俺は、そこに立つ人物の正体が分かった。
以前にも、幾度か聴いたことのある声。
古泉と俺、視線の先に居るのは―――

森園生、その人だった。


「来なさい、『ベッラ』」


俺たちの理解が追いつくのを待たず、森さんは、その華奢な肉体から、無数の髑髏柄の鎧を着込んだ、黒い肌の、女性型ペルソナを放った。
そのペルソナが、一閃。剣を振るったかのような、勇ましき音を発しながら、逞しい腕を振り上げ、握り拳を、体育館の壁、あの姿見へと叩き込む。
既に一撃が打ち込まれてあった姿見が、その鉄拳を受け、粉々に砕け散る。その瞬間、鏡の裏側から、黒い霧のようなものが吹き出し、体育館中を満たした。

「これは……こいつが、シャドウか!?」

やがて、黒い煙は、体育館のステージの上へと凝縮されていき、確かな輪郭を象り始めた。
端的に表現すると、巨大な立体型ハートマーク。おどろおどろしい、羽根のない翼が、体の両脇から飛び出している。


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