過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 18:32:01.36 ID:t8V4LTxho
―――ガシャン。
……瞬間。
遠いかなたへ飛びそうになった俺の意識を、無理矢理に現世へと呼び戻したのは、ガラスが砕けるような、痛烈な物音だった。
「え? ……えっ!?」
俺の胸の前で、誰かが声を上げる。その声が、誰のものか、一瞬分からない。
しかし、それが―――ハルヒの声でないという、その一点だけは判る。
俺はなぜ、さっきまで、ハルヒの声なんてのを聞いていたんだ?
……視線を腕の中に移し、ようやく、俺の置かれている状況を理解する。
俺の胸の中に、岳羽さんが居た。
「……きゃあっ!?」
直後に、嬌声を放ちながら、岳羽さんが俺の腕の中から脱出する。―――ああ、そうだよな。それ正しい反応だと思う。
しかし、一体何があって、俺の腕の中に岳羽さんの体があったというのか?
「はっ」
思考を巡らせる俺の耳に、続いて聞こえてきたのは、驚いたような、古泉の声。
振り向くと、そこには―――何たることか。アイギスを抱擁した古泉の姿があるではないか。
「てめ、おい、古泉!」
つい一瞬前まで、俺もまた、岳羽さんを抱きすくめていたという事実など忘れ、叫ぶ。
その声が決定的となったのか、空ろだった古泉の眼が、風船を割ったかのように、俺の見知った古泉のそれに戻った。
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