過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 19:46:02.31 ID:t8V4LTxho
「うぐっ!」
剛毅が放ったのは、ちょうど、ダンテの薙ぎ払いと似たような、閃光を帯びた斬撃だった。それを、真正面から受け止める伊織。衝撃が、伊織の体を後方へと弾き飛ばす。
すると、必然的に、シャドウの攻撃の矛先は、俺の方へ向けられる。一瞬気負いするが、すぐに払拭し、俺はペルソナを召喚した。―――ここで逃げたら男じゃねえ。
「ネミッサ!」
放ったのは、先刻、俺の中に目覚めた、二体目(中庭でシャドウを倒したやつをカウントするなら、三体目だ)のペルソナだ。
敵は、素早い伊織の攻撃を、確実に受け止め、弾き返していた。そんなやつに、ダンテの大振りの攻撃を放っても、効果は薄い。優先すべきは手数。ネミッサはうってつけってやつだ。
シャドウに接近しながら、ペルソナのエネルギーを、拳の形に集中させる。剛毅の体にこいつを叩き込むことは難しいかもしれないが、また、森さんが援護をしてくれる可能性もある―――
と、そこまで考えて、ひとつ気になる。
アイギスは? 何やってんだ?
―――と、思考が戦闘から外れた、その瞬間が命取りだった。
ゴオオ。
「なっ!」
『キョンくん、あぶない! ヒートウェイブが来ます!』
気がついたときには、俺の目前に、シャドウの姿。
今にも柄モノを振りぬこうとするその体勢。まずい―――今からじゃ、防御が間に合わん。そもそも、ネミッサにこれといった防御能力はない。
結果、直撃。せめてもの防御行動として、俺は攻撃を喰らう寸前、目の前でネミッサの両腕を重ね、その一点で攻撃を受けた。
その咄嗟の防御が幸いしてか、俺の体が弾け飛ぶことはなく、伊織と似たような具合に、体が後方へと吹き飛ばされるだけで済んだ。
「くっ!」
なんとか大地を捉えている踵部分で、地面に直線を描きながら、俺は否応なしに後ずさらされる。
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