過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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179:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:00:04.88 ID:t8V4LTxho
やがて、ルーレットは、何かを思い出したかのように、ピタ。と、回転をやめた。

「ふえええっ!?」

余りにも唐突に止まったため、朝比奈さんの体が、遠心力で外側に引っ張られる。しかし、彼女の体を括っている光の輪が、それを許さない。

『ルーレット、止まりました、赤い目です!』

山岸さんの声が、俺たちに降り注ぐ―――それを遮るようにして、天空が唸り声を上げた。俺の中で、嫌な予感が冴える。
直後に、発光と共に、天空から稲光が舞い降りてきた。俺たちの立つ大地を、無数の雷が襲う。

「わわわっ!」

逃げ惑う俺と伊織。幸いにも、雷が俺たちの体に直撃する事はなかった。
……あれ、そういえば、森さんは? と、周囲を見回すと、オーバーヒートしたアイギスの体を抱えた森さんの姿が、昇降口近くにあった。
オーケイ、アイギスのことは任せた。俺は何も言わずに、視線を再び、シャドウと朝比奈さんの方へと向ける。
落雷が収まったのを確認すると、運命シャドウは再び天を仰いだ。ルーレットが、再び回転し出す。

「ふえっ、またっ!?」

ぐったりとしていた朝比奈さんが、再可動し出したルーレットを見下ろし、声を上げる。

「この野郎!」

苦し紛れに、伊織がペルソナ放ち、シャドウへと、剣撃を降らせる。が、刃は虚しく空を切るのみ。

『まずいわよ、このままだと、彼女の体がもたないわ』

朝倉の声が、脳裏に響く。
だが、攻撃が当たらない、触れもしないのだから、状況を打破する手立てなど浮かぶはずも……


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