過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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206:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:52:03.71 ID:t8V4LTxho

『ど、どうしたら―――えっ、あ、山岸さ―――』

と、不意に、天の声が止む。そして、直後

『キョンくん、聞こえますか? 私です、山岸です。その炎は、闇の―――』

一瞬、混線の中に聞こえた、その単語を、頭の中で反芻する。
闇。
闇には、光。
光といえば―――

「カグヤ!」

朝比奈さん曰く、熱くて黒いものの熱に、全身が悲鳴を上げる中、俺はペルソナカードを放った。
現れた十二単衣を纏った痩身が、剛毅&運命戦で見せた時同様に、ふわりと空中で舞う。同時に、大地を埋め尽くす、浄化の光。狙い通り、黒い炎が、光に触れた部分から消滅してゆく。
見る見る内に、あたりの空間が、元あった冷たさを取り戻す……いや、元よりも冷たくなっている。現在進行形で、冷却が行われていた。

「ベアトリーチェ!」

「ペルソナチェンジ、スカディ」

朝倉とアイギス、二人の声が重なる。長門の足元から、いつぞや見たものとよく似た、二つの氷の柱が迫り出してきた。長門の体が、その氷柱によって、大地から持ち上げられてゆく。本体が足場を失ったためか、頭上の龍の動きが、わずかに乱れた。

「ベッラ!」

「トリスメギストス!」

そこに、森さんのペルソナが、熱気を孕んだ拳を叩き込み、伊織のペルソナが、無数の刃を放つ。
龍の体表に、一文字の傷が走った。


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