過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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3:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 18:02:32.72 ID:gIGEqEoto

―――そもそもの事の起こりは、一昨日のことだった。
その日、俺はいつもよりも重たい疲労を抱えていた。
なぜ疲れたのかは詳しく覚えていないが、俺の疲労とはだいたいにして放課後に膨れ上がる。おそらくその日もそうだったんだろうと思う。
やけに遠く感じる帰路を辿り、自宅に帰り着いたのが午後六時。それから、夕食をとり、二十分ほどかけて入浴し、寝巻きに着替えた頃には、俺はもう眠気の使徒となっていた。

「キョンくん、宿題てつだってー」

「あー、今日は悪い、寝る」

自室の手前で、国語と算数の教科書を抱えた妹に遭遇し、それを適当にあしらい、自室に入った俺は、そのままベッドに倒れこんだ。
まだ八時台だったが、目を閉じてから数分も経たないうちに、俺の意識は睡眠の海へと溶け出していった。



………

目を覚ました時、夢を見ていたような気がしたが、内容はほとんど忘れてしまっていたが、その夢に、涼宮ハルヒが出てきたことだけは、はっきりと覚えていた。

「……寒いな」

現実に帰った俺の意識から、液体が溢れ出すように、そんな言葉が口をついて出た。
うつ伏せに眠っていた体を起こし、ベッドに腰を掛ける。
そして、改めて、周囲の空気が冷たく冷えているのを感じた。七月だというのに、まるで初冬のような肌寒さだ。
今は何時だろうか。ベッドの脇に放り投げられた携帯を拾い、ディスプレイを見る……が。

「あ? バッテリー切れか?」

携帯電話は、一切の光を発していなかった。


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