過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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53:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 20:06:51.25 ID:gIGEqEoto
キィン。と、甲高い音とともに、周囲を取り巻く空気が冷たくなった。こいつのペルソナは、出てくるだけで辺りの気温を下げる。わざとそうしているのか、そもそもそういう性質なのか。任意でやっているなら、戦闘時以外は控えて欲しい。

「……そう遠くはないみたい。でも、察知し慣れていない反応だから、今ひとつ―――」

と、そこまで話した後、

「―――まずいわ」

一瞬、目を見開いて、珍しく慌てた様子で、短くそう言った。何事かと目を丸くした俺に向けて、朝倉は言葉を紡ぐ。

「大型のシャドウが、出現しようとしてる。それも、新しく現れた反応の、すぐ近くに」

思わず、冷汗がにじむ。なんというタイミングの悪さだろう。隣の古泉を見ると、微笑顔を作りそこねたような真顔が、やはり焦りを帯びて、俺に向けられていた。

「察するに、絶体絶命ね……でも、今のでわかったわ。大型シャドウと、闖入者の居所は、校庭よ」

と、ペルソナを解除しながら、朝倉が言う。
マジか。校庭といったら、地上一階だ。手近な窓から見える景色から察するに、俺たちの居るフロアは、低めに見積もっても二十階以上かと思われる。果たして間に合うのか?

「ベアトリーチェを舐めないで。空間の歪みを辿っていけば、十分もかからずに着くわ」

凛とした微笑とともに、朝倉は自信満々に言い放った。オーケー、そこまで言うからには、信用していいのだろう。

「時間が惜しい、案内を頼むぜ、朝倉」

「ええ、天国の道案内だってしてあげるわ」

スカートと髪の毛を翻しながら、朝倉は駆け出す。俺と古泉は、三度顔を見合わせ、無言で頷きあった後、その背を追いかけ始めた。
つーか、ずっと気になっていたのだが、なぜ俺がダンテで、朝倉がベアトリーチェなのだ。朝倉に道案内される天国ってのは、俺にとってはシャレにならないぞ。
古泉に案内される地獄も大概だけどな。


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