過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 21:34:34.26 ID:gIGEqEoto
………
あたりに響き渡った轟音に促され、窓の外へと視線を向けた古泉一樹は、焦った。
窓の下に広がるのは、中庭の光景。そこに伸し掛らんとする、上空を埋め尽くさんばかりに巨大なシャドウの姿。
中庭の大地には、人型の異形と戦う、四人のペルソナ使いが居た。その中には、古泉の仲間たちの姿もあった。仲間たちの姿を再び見ることができたのは、安堵すべきことだったが、状況はかなりシビアなように思えた。
すぐさま、加勢すべく駆けつけたかったが、何しろ、古泉に、この迷宮内の構造を知る手立てはない。闇雲に動き回ったら、余計に中庭から遠ざかってしまう可能性もある。
それでも。と、下りの階段を探して駆け出したところだった。古泉の脳内に、聞き覚えのない、女性の声が響き渡った。
『あっ、あの……順平君ですか? 天田君ですか? ゆかりちゃん?』
「は……え、あの、えっと、どうも、古泉です!」
不意をつかれた古泉は、虚空に向かって返答する。冷たい空間に、古泉の声がこだました。
『え、コイズミ……ですか? あ、あの、えっと、すみません、間違えた……のかな?』
えらいタイミングで、間違い電話が掛かってきたものだ。声の持ち主が誰かは分からないが、恐らく、朝倉のような、ナビゲーションタイプのペルソナ使いの声だろうと察せられる。
それはつまり、迷宮内に、古泉の知る、自分を含めた四人以外のペルソナ使いが居るという事だ。それも、最近目覚めたペルソナ使いという雰囲気ではない。一体、何者か?
「失礼ですが、あなたは、どなたですか? 僕は……今、中庭で戦っている方々の仲間の、ペルソナ使いです」
『え、ペルソナ使い……? あっ……私たちとは、別の?』
「分かりませんが、恐らく。あなたは今、どちらにいらっしゃるのですか? ご無事ですか?」
『えっと、わ、分かりません。迷宮内のどこか、としか……コロちゃんが守ってくれてるので、怪我とかは大丈夫です』
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