過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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89:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 21:40:59.18 ID:gIGEqEoto

「あの、突然なんですけど、皆さん。この空間……中庭全体は、もう安全です」

「は?」

唐突に、山岸さんは告げた。

「この場所の空間は、完全に安定しました。つまり、ここにいれば、散り散りになってしまったり、迷ってしまったりすることもありません。
 私も、ここからなら皆さんをナビできると思います。恐らく、この空間にはシャドウも寄り付かなくなるでしょう。……さっきの、すごく大きなエネルギーを浴びた、影響かと」

一同の視線が、俺を射抜く。……なんとなく居心地が悪い。どちらかというと、いい事をしたはずなのに。

「あの……よろしかったら、今回のことで、お互い分かっていることを説明しあいませんか?」

一瞬舞い降りた沈黙を、山岸さんが破る。

「ああ、それ、俺も思ってた。このタルタロスの事とか、俺ら、何も知らないしさ」

そう。伊織たちの身が、この迷宮に囚われてしまった以上、こいつらにも、わかっている限りの現状を説明せねばならない。

「私が話すわよ。それが一番早いでしょうから」

名乗り出てくれたのは、朝倉だ。ありがたい。古泉に話させると、長くなりそうだからな。
こほん。と、ひとつ咳払いをし、朝倉は、この度の事件の発生原因について。そして、終わらない影時間と、倒すべき大型のシャドウの存在について。
数分ほどの時間をかけて、要点を上手くつまみ取りながら、話し始めた。


………

数分後。伊織たちの表情は、なんというか。ハルヒの力のでたらめさを、初めて見せ付けられた時の俺のような表情に変わっていた。


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