過去ログ - 男「あのな、俺ってば単純だから」 少女「そうですねぇ」
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1:かなりショートです[saga]
2015/01/01(木) 02:08:05.31 ID:dPqUrijH0


ズズッ…

その少女は、蕎麦のつゆを飲む仕草さえも上品に写った。
僕は既に食べ終わっているものだから、少女を見つめて次の言葉を待つほかない。

少女「ふぅ……ん、そうですねー。あなたは至極単純です」

男「改めて言い直す必要…あるか?」

少女「ええ、ありますとも。あなたは、さっそく年越し蕎麦なんて縁起物に乗っかった、哀れな人間ですからね」

男「そういう君だって……」

ズズッ…

僕の言葉を遮るように────…いや、わざと間につゆを飲んだのだ、この少女は……。

少女「私は良いのですよ、私は」


少女「美味しいものが食せれば、それで!」


男「……はぁ」

この目の前の女こそ、僕よりも幾分機能が簡略化されていると思うのだが……。

少女「それよりも男。お か わ り は ?」ニコッ


そんなこと、口が裂けても言えない。
いや、言ったら口が裂けるの間違いか。


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