過去ログ - 静(50)「すまん、八幡。閉経期が来たようだ」八幡(37)「」
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285:mno
2015/01/18(日) 22:28:36.08 ID:vlB2OMme0



それから8日が過ぎた1月3日。その年も変わらずに彼と彼女は私の誕生日を祝ってくれた。
友達に誕生日を祝ってもらうという、他の人には当然のことが、私には慣れないとても特別な事で、五年目になるその日にやっとその幸せを素直に受け入れる事が出来た。

八幡「雪ノ下、洗い物終わったぞ」

結衣「ヒッキー、お疲れ〜」

雪乃「ありがとう、比企谷くん」

八幡「まったく、いくら誕生日とはいえ、洗い物までさせるか?ってかなんで俺だけ残ってやってるんだ?」

雪乃「戸塚さんや小町さんにやってもらう訳にはいかないでしょ?」

八幡「俺はいいのかよ……まあ、別にいいけどな」

結衣「あはは、別にいいんだ」

八幡「他の人でもない、お前らの頼みだからな。楽しいんならそれで十分だ」

雪乃「……」

結衣「……ヒッキーってたまにぐっと来ること言うよね。無自覚だろうけど」

雪乃「そうね。意外と女の敵かもしれないわ」

八幡「は?」

雪乃「なんでもないから忘れて」

八幡「何なんだ、一体……」

結衣「あ!ゆきのん、この前買っておいたあれ今日飲もうよ!」

雪乃「……そうね。比企谷くんも苦労してくれたことだし、ご褒美にあげましょ」

八幡「え?あれって?」

結衣「実はクリスマスに買っておいたシャンパンがあったけど、平塚先生が買ってきた酒が多くて出せなかったんだ」

八幡「シャンパンか……そういえばシャンパンは飲んだことないな。それ高くないか?」

雪乃「二万くらいのものだから、安くはないわね」

八幡「まじかよ……クリスマスだとしても張り切りすぎだろ」

結衣「高かったけど、その日は他のクリスマスとは違う特別な日だったから」

雪乃「感謝しなさい。比企谷くんがこれくらいのシャンパンを飲むことはそうはないだろうから」

八幡「まあ、そうだな。ならありがたくいただくよ」



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