過去ログ - 【THE・WORLDは止められない】
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104:名無しNIPPER
2015/01/06(火) 23:59:57.96 ID:pwCdzZMk0
「君を待っていたんだ…。吉良吉廣……で良いかな?」

その男は私の名前を一瞬で言い当てて見せた
私が名乗ったわけでもなく何かを見せたわけでもない。暗記してきたテストの答えを書くかのように言い当てて見せた

「驚かなくて良い。別に私は君を取って食おうって訳じゃあない。恐れる必要は無いんだ。君の悩みを解決してあげよう」

「そうだな…まずは私と友達にならないか?」

その男の妖しい色気とゾッとするほど暖かい口調に私は何も言えなくなり、無言で頷いた

「そう強張る必要は無いんだ。君の悩みを解決してあげよう。その代わり私の悩みも一つ解決する、持ちつ持たれつと言う関係と言うわけだよ良いかな?」

こいつのさっきから言う私の悩み…まさか知っていると言うのか?知っているわけがない
これだけは誰にも言えないし言ったこともポロリと溢したこともないのだ
なのに何故だ?


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