過去ログ - 【艦これ】神通「優しすぎる提督」
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53: ◆aKZmxL4TCc[sage saga]
2015/01/05(月) 17:46:41.98 ID:KCChXvs10
今より1年前の春、提督は鎮守府に着任した。
提督「ここが…鎮守府か…」
この男、提督は海沿いの街の中に建っている、古めかしい建物を見上げて呟いた。提督は元々、海軍兵の提督なんかには
なりたくはなかった。しかし、深海棲艦という謎の敵の出現とそれに伴う海運業界の被害によって、この島国の資源が枯渇
し始めていることを憂いた海軍及び政府によって強制的に提督に任命された。しかし、提督は頼まれた仕事は断らない主義
なので、この仕事を受けたのだ。
そんなことを考えていると、突然鎮守府の門がひとりでに開き、中から白系のセーラー服を着た蒼く長い髪の女の子が
出てきた。年齢は10代前半ぐらいだろう。その女の子は提督に歩み寄り、顔を確認するとこう言った。
??「あなたが新しく着任した提督ですね?」
提督「ああ。君は確か―」
提督が女の子の名前を言おうとすると、その前に女の子は姿勢を正し、敬礼をしてこう言った。
五月雨「はい、五月雨って言います!よろしくお願いします。護衛任務はお任せください!」
提督「それが、アイツとの初めての出会いだった。アイツは本当にいい奴だった。海軍のことなんて全く知らなかった俺
に、海のことを、戦うということを、深海棲艦のことを一から十まで教えてくれた。どんな仕事だって文句を言わず
手伝ってくれて、本当に優しい奴だった」
神通「そうですか…」
神通は、提督の自慢話のような話を聞かされて、こんな時に不謹慎とは思ったが少し妬ましかった。だから、神通は半ば
強めの口調で先を促した。
神通「それからは?」
提督「ああ…」
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