過去ログ - 【艦これ】神通「優しすぎる提督」
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54: ◆aKZmxL4TCc[sage saga]
2015/01/05(月) 17:58:01.90 ID:KCChXvs10
 五月雨は本当に優しい子だった。常に提督のことを気にかけていて、どんな些末な仕事でも進んで手伝おうとしていた。

 だが提督は、この子が健気だと思う反面、どこか脆く儚いと考えていた。そこで提督は、2人で昼食を食べている時に

聞いた。

提督「五月雨、少しいいか?」

五月雨「はい、何ですか?」

提督「お前は、深海棲艦と戦うということが怖くないのか?」

五月雨「………」

 提督の質問に対し、五月雨は黙ってしまった。

 この鎮守府には、未だに五月雨一人しか艦娘がいない。それは、資材が少ないのと、提督が五月雨の能力を確かめている

からだ。だから、今は五月雨一人が鎮守府周辺の海域の深海棲艦を倒している。

提督「今はこの鎮守府の貯蓄している資材はまだ少ない。だから、新しい艦娘を建造することはできない。だから、五月雨

   一人で出撃させてしまっている。これに関しては素直に謝ろう。だが、その出撃で深海棲艦と戦うことに不安や怯え

   は無いのか?」

 提督の言葉に、五月雨は箸をテーブルに置いて、こう言った。

五月雨「……正直、怖いです」

提督「………」

五月雨「私は駆逐艦ですから、それほど大きな火力はありませんし、装甲も厚くはありません。だから、簡単に轟沈して

    しまうかもしれないです。ですから、私は深海棲艦と戦うのは怖いです…」

提督「…そうか」

 提督はそう聞いて、やはりこの子は脆く儚いと思った。だが、五月雨は続けてこう話す。


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