過去ログ - 清霜ストーリー
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5:名無しNIPPER[saga]
2015/01/04(日) 19:29:41.70 ID:ETZ8EFwNo

霞「……はぁ、それこそやれば出来るくせにどうしてやらないのかしら」

清霜「うっ。……早く戦艦に改装してくれたら活躍できるもん」

霞「機銃すらまともに扱えないのに戦艦になってどうするつもりなのよ。練習艦になりたいってんなら止めないけど」

清霜「そこなんだよねぇ……」


いくら理論上、というか空想上は無敵でも実戦で使い物にならなければそれは意味が無い。
そもそも、戦艦の主砲、副砲はおろか小さな巡洋艦が持つような20センチ砲だって、私には物理的に持てないのだ。


清霜「鍛え方が足りないのかな、どう思う?」

霞「ダメ。へろへろで出撃して、沈んだらどうするのよ」

清霜「そこは若さでカバー、とか」

霞「カバーするのは周りの人間。迷惑だから止めなさい」

清霜「……うーん、と……」


言葉に詰まる。
霞ちゃんは全然甘やかしてくれない。
けれどいつか見ててよ霞ちゃん、私が戦艦になったその時はきっと

と、来るべき将来に向けて意欲を高めようとしたその時、


霞「あ、そうそう。明石さんが探していたわよ」


と言った。


清霜「明石さんが? ……なんだろう」

霞「さぁ? 連れて来いって言ってたから、私も一緒に行く。どうせしょうもないことだろうから、あんたのキリがつくまでは待つけど、どうするの?」


ちらりと、机の上を見る。


清霜「ううん、待たせちゃ悪いし、行こう」

霞「そう。じゃあこっち」


そして私達は、明石さんの待つ工廠へと向かった。


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