過去ログ - 真姫「西木野☆星空シアター!」凛「二本立てにゃ!」
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38:もしライブ! ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2015/01/05(月) 00:23:54.23 ID:ydwjaO5qo
真姫「…やっぱり、か」

真姫(この世界でも変わらず、穂乃果は生徒会長だった)

真姫(聞くところによると、穂乃果のお母さんが音ノ木坂の元生徒会長だったそう)

真姫(だから彼女も、生徒会長にふさわしい血筋?みたいなものを受け継いでいるのかな、って思った)

真姫(久しぶりに穂乃果の声を聞いたような気がして、とても懐かしい気持ちで彼女の挨拶を聞いていたんだけど)

真姫(…だけど、その穂乃果は)

真姫(私の知っている穂乃果とは、どこか違っていた)



穂乃果「私は、ルールこそが第一だと考えます」

穂乃果「規律規範を守ってこそ、質実剛健とした精神が鍛えられるのです」

穂乃果「故に、生徒の皆さんには、健全かつ堅実な学園生活を送る上で」

穂乃果「常にUTXのルールが自らの身体を縛っている、と考えていただきたい」

穂乃果「息苦しいかもしれません、逃げ出したくなるかもしれない」

穂乃果「しかし、それに耐えそれに従ってこそ、社会の規範の基礎が学生のうちに身に付くのです」

穂乃果「この学院から社会に羽ばたくものが、一人たりとも人生の落伍者であってはならない」

穂乃果「私はこのUTX学院に誇りを持っているから、だから学名に一抹の汚れをも残したくありません」

穂乃果「あなた方は誇り高きUTX学院生という勲章をその胸に掲げている」

穂乃果「そのことを毎時毎分毎秒意識し、自分は選ばれた強き人間であると自覚してください」

穂乃果「最後になりますが皆さん」

穂乃果「完全で完璧な学園生活が、あなた方の人生に彩りを齎さんことを」



真姫「え…」

真姫(…だ、誰?)

真姫(私の知ってる穂乃果は、あんな難しい言葉は使わなかった)

真姫(音ノ木坂での挨拶とは打って変わって、流れる水のような滑らかでキリッっとした挨拶)

真姫(そして…冷たい氷のような、感情を感じさせない喋り口調)

真姫(絵里よりも毅然に、海未よりも厳しいその態度は…)

真姫(あれは本当に、私の知っている高坂穂乃果、なのだろうか)

真姫(あの顔で、あの声で、何処からどう見ても、高坂穂乃果その人であることに、間違いはないのに)

真姫(彼女が喋り終え、朝礼が終わるその時が来ても、私はまだ信じられずにいたのだった)


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