159: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/30(金) 18:04:42.74 ID:vEm2DeH90
QB「ハッキリと言わせてもらうよ。ほむらがなにを隠しているかは知らないけれど、それを差し引いても、君たちの勝算はかなり低い」
QB「当然さ。かたや、魔法少女二人。かたや、伝説とまで言われた最強の魔女。僕の言いたいことはわかってるだろう?」
マミ「...戦うな、と言いたいの?」
160: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/30(金) 18:05:32.97 ID:vEm2DeH90
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さやか「最強の魔女、ワルプルギスの夜か...あんたはさ、なんでそいつが来ることがわかったの?」
161: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/30(金) 18:07:20.32 ID:vEm2DeH90
ほむら「私も彼女たちも、自分の意思で戦ってきた。だから、誰にも感謝もされなくて構わない。...でも、そうやって思ってくれる人が近くにいるのなら、それだけで彼女には救いになるわ」
ほむら「人の為に祈って、破滅していく姿を見るのは、彼女が一番辛いはずよ」
ほむら「だから、あなたたちは彼女を信じていてあげて。待つことも立派な戦いよ」
162: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/30(金) 18:09:14.24 ID:vEm2DeH90
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翌日
工場
163: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/30(金) 18:10:59.67 ID:vEm2DeH90
マミ「......」
マミ(帰り道に反応があったから来たけど...彼らの意識はもうなさそうね。暁美さんを待ってる暇もなさそうだし)
マミ「仕方ない...少々荒っぽいやり方になるけど」
164: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/30(金) 18:11:48.52 ID:vEm2DeH90
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結界
水中に浮かんでいるかのような、妙な浮遊感に襲われる空間。
165: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/30(金) 18:13:03.92 ID:vEm2DeH90
魔女の画面に、少女の後ろ姿が映る。
マミ「あっ...」
少女は泣いていた
166: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/30(金) 18:13:51.63 ID:vEm2DeH90
『ねえ...どうしてこんな目に遭わなくちゃいけないの?』
佐倉さんが問いかけてくる。
『あたしは父さんを...みんなを助けたかっただけなのに』
167: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/30(金) 18:15:39.68 ID:vEm2DeH90
画面が砕け、佐倉さんの形をした影が、画面の中へと戻っていく。
どうやら、敵の心に忍びこんで隙をつくり、相手を取り込む能力のようだ。
魔女が、驚いたように私から距離をとる。
168: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/30(金) 18:19:35.24 ID:vEm2DeH90
ドサリ、と魔女が床へと落ちると、私を浮かばせていた力(?)も無くなり、床へと着地する。
マミ「...悪いけど、地獄はもう見飽きたのよ」
両親を見殺しにしたあの日から、何度も傷ついた。何度も死にかけた。何度も失った。何度も悪夢に責められた。何度も...
169: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/30(金) 18:26:20.07 ID:vEm2DeH90
あの後、合流した暁美さんが後始末を引き受けてくれて、私は先に帰ることになった。
マミ「......」
魔力は大して使っていないのに、身体がダルく感じる。
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