過去ログ - どんな鎮守府、そんな鎮守府
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2015/01/05(月) 01:03:40.23 ID:+Ah5SPt1o



……


「てーとくさーん! 起きるっぽーい!」



はっと意識を取り戻し、一瞬で身体を起こし辺りを見やる。
ぼんやりとした意識の中、その瞳が捉えたのまさに惨状と呼べるものだった。
酒に飲まれ酔い潰れた艦娘たちが、そこらじゅうで寝ている。
机に突っ伏す者、床で横になる者、腕を組んで椅子に座ったまま寝ている者などなど。
自分もこの中の一人で、だらしなく鼾をかいていたところを起こしてくれたのだろう。
しかし、どうしてこうなった……いや、知ってる。
それもこれも、全部年明けの宴会のせいだ。



「……起こしてくれてありがとう、夕立」

「大丈夫? 頭痛くない?」

「ん、そこまでは飲んでなかったみたいだ」



馬鹿騒ぎしたり、日頃の疲れが知らず知らずのうちに溜まっていたのかもしれない。
だからきっと、酔い潰れる前に眠くなってしまい、そのまま寝落ちしたのであろう。
後を引くような頭痛は残っておらず、妙にしゃっきりとした意識がそれを物語っていると思った。


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