過去ログ - インデックス「お腹が空いたんだよ」ほむら「へ?」
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101:名無しNIPPER[saga]
2015/01/09(金) 17:28:29.18 ID:RWJSHK7oO
インデックスとほむらがいるフロアには彼女達の背丈の二倍以上ある機材が所狭しと並べられており、それらを縦横に金属製のパイプが結んでいる。


ほむらはその機械群を見て、時折CMなどで見かけるビールの製造工場を連想した。


いずれにせよ、さきほどに比べて死角は格段に多い。


インデックス「……この位置に隠れていればしばらく時間は稼げるはずなんだよ」


インデックス「ほむらはその間に少しでも体力を回復させておいて」


ほむら「う、うん……」ハァハァ


ほむら「……でも、本当に大丈夫なの?」


インデックス「むむ。ちょっとは信頼して欲しいかも」


ほむらは知る由もなかったが、インデックスは自他共に認める逃亡潜伏の天才だ。

こうも入り組んだ場所に逃げ込めさえすれば、あとは彼女の独壇場だった


インデックス「……ねぇ。何で君は私のためにここまでしてくれるの?」


自分の得意な状況に持ち込めたことで肩の荷が降りたのか、インデックスはポツリとそんな疑問をもらした


ほむら「え?」


インデックス「だってほむらからしたら私は今朝にちょっと会って話しただけの赤の他人でしょ?」


インデックス「それにあの魔術師は多分暗殺や密偵といった汚れ仕事の専門家。とても一般の人が太刀打ち出来る相手じゃないんだよ」


そこら辺ちゃんと理解してたのかな?、とインデックスはどこかバツの悪そうな顔で続ける


ほむら「確かに、私じゃあの魔術師には敵わない……それは事前に分かってたよ」


インデックス「じゃあ何で……」


今朝のほむらなら、確実にそこで思考が止まっていた。
自分には無理だと見切りをつけてインデックスを見捨てていた。

でも、今は違う。


御坂『強いとか弱いとか関係ないでしょうがっ……自分が助けたいと思ったんでしょう!? 』


ほむら「でもね。そんなの関係ないんだよ。私が助けたいから助けた。単純にそれだけなの」


ほむら(いや……それに自分を変えるきっかけが欲しかった、かな)


これじゃ尚更まどかにどうこう説教出来ないな、とほむらは心の中だけで自嘲する。


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