93: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2015/02/26(木) 23:44:44.14 ID:MBaWhPHO0
白いものが交じった髭だらけの、汚らしい襤褸(ぼろ)を羽織った男です。
普段の妾でしたなら、きっと近付きもしなかったでしょう。
ですが、今の妾には男の姿すら見えておりませんでした。
ただ、美味そうな匂いを漂わせる鍋が、気になって気になって仕方がありませんでした。
男は妾を見て、鍋を見て、また妾を見ました。
黒目ばかりがやけに大きい目で、妾を見つめました。
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