過去ログ - 幸子「アイドルになった事に後悔なんてしていません」
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57:名無しNIPPER[saga]
2015/01/06(火) 22:58:46.97 ID:EM5bJfah0
「それ言ったの、□×って人じゃないか?」

 ボクは頷いて肯定します。

 やっぱり知人のようでした。

「あいつ、仕事に関しては俺なんかよりずっと出来るのに、会社内での人間関係が不器用過ぎるんだよ。仕事上の外面はいい癖に」

「そんな事言いつつ、プロデューサーさんはあの人とちょくちょくお酒を飲んでいるじゃないですか」

「だって、泣きそうな面で頼んで来るから……。俺、酒なんか飲めないのに。
 酔っぱらって涙と鼻水を垂らすあいつの泣き言と懺悔を素面で聞かないといけないって、かなり苦痛ですよ?」

「でも、美味しい物食べているんですよね? 本人から聞いていますよ、プロデューサーさんのお家でお酒を飲むのは、美味しい食材が手に入った時だけ、って」

「よし、わかりました。次に誘われた時は、ちひろさんも呼びます」

 遠慮します、と横顔でもわかるほどにこやかな笑みで、ちひろさんは拒否しました。

 ぐぬぬ、と親の仇を見つけたような表情を浮かべているプロデューサーさんですが、ちひろさんにとってはどこ吹く風のようです。

 と言うか、ボクは話しについて行けません。

 プロデューサーさんが言ったような変貌を立会人さんが遂げるのか、甚だ疑問です。

 いや、プロデューサーさんたちが嘘を吐いているとは思いませんけど。

 むしろ、嘘でした、と言ってくれた方が、ボクとしては恨み易いのですが。


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