過去ログ - キョン「ペルソナァッ!」 クマ「ザ・ゴールデンクマ!」
1- 20
166:名無しNIPPER[saga]
2015/01/08(木) 20:32:02.44 ID:YFKlq4sxo

「やっほー! みんな、揃ってるわね」

既にその場に揃っていた、俺たち五人の顔を見回し、はつらつと声を上げるハルヒ。
俺の記憶違いだろうか。たしかこの集いには、最も遅く現れた者が、飲食代を持つという制度が定められていたような気がするんだが……

「みんな、お腹は……すいてないわよね。じゃ、今日はスタートダッシュで、みんなで廻りましょうか!」

はぐらかす素振りすら見せずに、ハルヒはそう言い放ち、歩き出した。
その背中を前に―――俺は、一瞬。あの世界の狭間で見た、ハルヒの表情と、その言葉を思い出す。


―――いつもあんたを見てるから。……忘れないで。―――


―――私が、あんたを好きだったこと……―――


と、俺の視線に反応するかのように、ハルヒが、背後を振り返り、俺の顔を、じ。と見つめる。
俺は、その顔を見て―――記憶の中のハルヒが、その次に口にした言葉を思い出した。


―――そして、『涼宮ハルヒ』も、あんたのことを想っていること―――


「……ね、キョン」

「ん?」

ハルヒは、最後尾を歩いていた俺に近寄り、顔を覗き込むように、体を屈めた後―――


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
172Res/256.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice