過去ログ - 今日も今日とて狐狸夢中
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75: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/11(日) 19:12:30.00 ID:aHmis5eko
もう少し明るい話を増やしたいなあと思うこの頃。
投下していきます。


76: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/11(日) 19:13:37.02 ID:aHmis5eko


山城一族。

妖狐族において知らないものの方が少ないであろう一族である。
以下略



77: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/11(日) 19:14:10.76 ID:aHmis5eko


我が一族の役目というのはとあるやんごとない稲荷神社の稲荷神である。
元々我が父上がその役目を仰せつかり、今では弟にその役目を継いだ、と父上から聞いた。

以下略



78: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/11(日) 19:15:40.10 ID:aHmis5eko


つまりようやく出来た子供を溺愛したいがために弟にその役目を押し付けたのである。
叔父上も快く引き受けたようなので特にこれといった問題はなかったようだが。

以下略



79: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/11(日) 19:17:32.98 ID:aHmis5eko


妖力というものが強まれば強まるほど、妖狐は多くのことができるようになる。
稲荷神として様々な人の願いを聞き届け、ほんの少しずつ叶えていくためには膨大な妖力を必要とする。
稲荷神社が大きくなればなるほどその妖力というのは必要になってくるのだ。
以下略



80: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/11(日) 19:18:19.80 ID:aHmis5eko


そして人間たちの願いを叶えるために神の力である妖力を使役するわけなのだが、
使役する神使自身が神の力に耐えられなければいけないのである。

以下略



81: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/11(日) 19:18:53.16 ID:aHmis5eko


「やあ兄さん」

「おお、元気にしていたか?」
以下略



82: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/11(日) 19:19:39.59 ID:aHmis5eko


「ははっ、流石にそう簡単に二本になられては兄としてはなんとも言えないからな。
 それにお前も一本とはいえ、随分大きくなっているみたいじゃないか」

以下略



83: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/11(日) 19:20:10.72 ID:aHmis5eko



よく妖狐の格は尻尾に現れるというが、半分真実で半分嘘だ。
確かに尻尾に現れるのだが大事なのは本数だけではない。
以下略



84: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/11(日) 19:20:44.10 ID:aHmis5eko


もっとも、ある程度の年齢になり、妖力も高まった時に増えるので、
白面ちゃんや僕みたいなまだまだ半人前の妖狐では尾の本数が完全ではない。
現在の器に見合った量の妖力が本数として現れるのだ。
以下略



85: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/11(日) 19:21:37.23 ID:aHmis5eko


「ただいまー」

「お帰りなさい!次兄さん、兄さんの様子どうだった?」
以下略



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