過去ログ - 女勇者「私の死を望む世界」
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10: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/08(木) 19:06:19.87 ID:crzuGK9B0
勇者「ん」

治療後横になっていると、ドアの叩く音がし、私は起き上がる。

暗黒騎士「入るぞ」

勇者「どうぞ」

暗黒騎士「随分大人しいな」

勇者「まぁ」

暗黒騎士「…疲れているのか。すまなかったな」

意外。皮肉を言われるどころか、気を使われるなんて。
この暗黒騎士、鎧姿は威圧的だけど中身はそうでもないのかもしれない。

暗黒騎士「まぁ気を抜いてもいい。ここではお前に危害を加える者はいない」

次は優しい言葉。
一体何を企んでいるのか――あぁ、そういうことか。

暗黒騎士「大分不自由するとは思うが――」

勇者「気を使わなくてもいいですよ」

暗黒騎士「?」

暗黒騎士の顔は見えないが、疑問を浮かべたに違いない。

勇者「気を使わなくても私は自害しませんよ。そんなにやわじゃありませんから」

暗黒騎士「…」


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